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フジフィルムX-T4にNikkorレンズ

動画用にX-T4。

動画撮影の依頼も増えてきましたので動画用の機材を強化しました。

ボディはフジフィルムX-T4。

このカメラには「動画専用操作モード」があるとのことでかなり期待しました。

軍幹部の物理ダイヤルを全てキャンセルして右手の人差し指と親指の2本指だけでコマンドダイヤルを操作して絞り、シャッタースピード、感度を設定するというモードです。

しかしこれは残念ながら使えませんでした。

特に人差し指の操作が良くないですね。

コマンドダイヤルを押し込んで絞りと感度を切り替えながら設定するのですが、今絞りになっているのか感度になっているのかが分かりにくい。

何回やっても間違えてしまって変えたい方が変わらず、変えたくない方が変わってしまうことがよくあります。

軍幹部の物理ダイヤルで視覚的に操作した方がミスもなく圧倒的に使いやすいです。

なんでフジフィルムは「動画専用操作モード」なんか作ったのか不思議でしたが謎が解けました。

一般的に最近のカメラ操作に慣れている方にとって軍幹部のダイヤルで露出の制御をすることに抵抗があるのだそうです。

レトロなデザインに惹かれて購入はしたものの操作はコマンドダイヤルでやりたいとのこと。

僕はF3やFM2をずっと使っていましたので体が馴染んでいたみたいです。

物理ダイヤルでこそ味わえる撮影の楽しさ。

せっかく物理ダイヤルスタイルのカメラなのにそれを使わないのはもったいないと思うのです。

撮影に挑む時、電源をONにする前からカメラの設定が視覚的に確認できるのはとても安心感があります。

動画はシャッタースピードはフレームレートによって決まりますので撮影中に変更することはありません。

物理ダイヤルならシャッタースピードのダイヤルをロックできますので不用意に動いてしまう事を防げます。

コマンドダイヤルでは不用意に触ってしまって気づかないうちに設定が変わってしまっているというミスが発生しやすいです。

いざという時のスローモーションにも対応。

シャッタースピードダイヤルをロックしてしまっていては、いざスローモーションを撮りたい時にいちいちロックを解除してシャッタースピードを変更しないといけないのではないか。

その心配も要りませんでした。

スローモーションに設定した場合は物理ダイヤルを無視して最適なシャッタースピードに自動で変更してくれます。

これはミスもしないしとっても便利。

Xマウントのレンズを集めていきます。

Xマウントのレンズはまだ2本しか購入していないのですが仕事には困りません。

動画の撮影はジンバル撮影以外はほとんどマニュアルフォーカスですので既に持っているニコンのレンズが全て使えます。

特にAI Nikkorのマニュアルフォーカスレンズが使いやすいです。

適度にトルクの効いたフォーカスリングが心地いい。

マニュアル露出にマニュアルフォーカス。

カメラを始めた当時、ニコンF3に「AI Nikkor 50mm f/1.4S」と「AI Nikkor 24mm f/2.8S」の2本を持って撮影しまくっていた時期を懐かしく思い出させてくれます。

20年以上前に体に染み込ませたカメラの操作が今動画撮影にとても役に立っているみたいです。

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