スタッフブログ

水銀灯の色かぶり

卒園式の撮影にて

この時期は卒業式や卒園式の撮影の依頼が増えるわけですが、あまり引き受けると日にちがかぶった時にダブルブッキングにもなりかねませんので、積極的には受けておりません。フリーカメラマンの宿命です。本日撮影に伺った保育園は、僕がまだかけ出しのカメラマン時代に何度もモデルを頼んでいた子からの依頼だったので、喜んで引き受けました。

聞くところによると地元の写真館さんもちゃんといるけど証書受け取りと集合写真しか撮らないそうで、わざわざスナップ用のカメラマンを毎年探しているのだそうです。

会場に行ってみて、なかなかカメラマンが見つからない理由が良く分かりました。ここの園の式はプロジェクターに思い出の写真を投影しながら園児たちが、一生懸命覚えたセリフを発表するという趣向となっています。そのため黒幕で外光を完全にシャットアウト。会場内は昭和から使用していると思われるレトロな水銀灯で照らされています。水銀灯は緑がかった青白い光を放ちます。人間の目は自動的にホワイトバランスをとりますので一見普通の色に思えますが、写真に撮ると上の写真のような強烈な緑かぶりを起こしています。しかもとても暗い。

点灯してから完全に発光するまで数分かかり、その時間もタマによってまちまち。プロジェクターの投影が終わって水銀灯を点灯してもなかなか元の明るさに戻ってくれません。

この悪条件ではなかなかキレイな写真を残してあげるのは難しいと思います。ストロボの発光はプロジェクターの映像の邪魔になるのでなるべく控えて欲しいとの要望もあり、悪条件が重なります。

色に関しては後処理でなんとかすることに。

少しマゼンタを足すと緑かぶりが軽減されます。写真右端の白とびしている部分が自然光ですがほんのりマゼンタがかっているのが確認できます。

悪条件でも引き受けてしまったからには言い訳はできませんので、24-70と70-200の2本のレンズを使い分けてストロボ発光も慎重になりながら、感度と絞りを撮りたい絵に合わせて設定を変えながら、頭フル回転で撮影しました。

いつもなら園児の歌を聞いて一緒に感動したり魚眼レンズで遊んでみたり構図を工夫してみたりしながら楽しんで撮影しているのですが、今日は久しぶりに汗をかきながら必死に撮影しました。良い写真もたくさん撮れたのではないかと達成感を味わっています。

スナップ撮影も侮れない

現時点で、ブライダルや学校行事のスナップカメラマンの中にフィルム時代からやっているカメラマンはどのくらいいるのでしょうか?デジタルカメラの普及以降急速にその手のカメラマンが増加していることを考えると、フィルム時代からやっているカメラマンは少ないのではないかと思えてしまいます。カメラマンを探すとき、SNSやホームページに投稿されている写真でそのカメラマンの腕を判断するのは非常に危険です。WEB上の写真なんて何とでもできますからね。ブライダルでも学校行事でもカメラマンの力量不足のために起こるトラブルの話は最近よく聞きます。スナップ撮影というと一眼レフにクリップストロボがあればそこそこ撮れるのではと思ってしまいますが、条件が悪いときは非常に難しい撮影になります。そんなときはフィルムカメラ時代に体で覚えた『感』が一番頼りになるものです。悪条件下での撮影でもそこそこの結果を出せないとトラブルになります。ギャラをいただけないどころか賠償請求されてしまうかもしれません。

いつも同じような撮影ばかりしていると突然の悪条件に対処しきれなくなってしまいかねないので、たまにはこういう緊張感がある撮影もしないといけないですね。

料理撮影用背景デコラ購入。

会席料理など品数の多い撮影の必需品

0001

この写真の黒デコラは銀一で購入した1200㎜×2400㎜サイズのメラミンボードです。専用のキャリングケースも必須ですので、合わせて30000円程になります。高価な買い物ですので、ホームセンターのベニヤ板で代用する方もみえます。以前は僕もそうでした。しかし、ベニヤ板は油や食材のシミが付くとなかなかキレイに取れません。シミ取りをあきらめて、Photoshopで修正することが多くなります。簡単な場所のシミならそれでいいのですが、結構目立つところに付いてしまうと修正にも時間がかかってしまいます。メラミンボードは窓用洗剤などでシミをキレイに落とせますので撮影に集中することができます。

そう簡単には購入出来ないのに…。

黒のメラミンボードは、写真が引き締まり高級感を演出することができます。ホテルや旅館の料理撮影では定番です。ですが、人の価値観は様々で、『黒=暗い』というイメージに凝り固まっている方、「いろいろな色の背景で撮っておいて。後で選ぶから。」などとおっしゃる方…。こうなると僕のような貧乏フリーカメラマンには手に負えませんね。

とりあえず明るめの色1枚を購入。

メラミンボード

ぼやいていても仕方が無いので、とりあえずもう1枚明るめのメラミンボードを購入しました。この色なら料理撮影以外でも使い道はありそうなので、なんとか元は取りたいと思っています。ただ、この大きさなので持ち運ぶのにも一苦労。部屋に置いておくと非常に場所を取られてしまうため実家の部屋に置いておいて必要な時にいちいち取に行くようにしています。これのおかげで実家に顔を出すこともできるわけですのでそれはそれで良しとしましょう。

思い出遠足

思い出-0001

足近保育園の思い出遠足に参加

毎年恒例の年長さんのみで行く思い出遠足に同行しました。アクアトトと一宮の138タワーパークです。商品撮影の仕事の場合は部屋に閉じこもり一人で黙々と撮影をしますので結構陰鬱な感じになりますので、園児と一緒に遠足に行くのは良い気晴らしです。このアシカショーは何度も見ているので多少飽きてしまっていますが園児たちには大人気ですね。アシカが鳴くとそのドスの効いた鳴き声に固まる子もいます。

大きなピラルクとご対面

思い出-0002

アマゾンの巨大淡水魚“ピラルク”もアクアトトの目玉です。この極悪面にみんな大興奮!鱗というより鎧をまとっているようです。

アクアトトの次は138タワーパーク

水族館を出るとみんな思い出したかのように「おなかすいた〜」と言い出しました。138タワーパークに到着したらすぐにお弁当になりました。僕は荷物がかさばるのが嫌なので、ペットボトルのお茶と菓子パンしか用意していません。すると男の子がデザートの苺を1つくれました。その子のデザートはその苺1個しか無かったように見えたのでちょっと心苦しかったのですが、せっかくの厚意を断ってはいけないと思い美味しくいただきました。普段おとなしい子なのでビックリです。すると園児どうしでデザート自慢が始まりました。ゼリーや蜜柑やパイナップルなどいろいろありました。そんな中、僕の隣にいた女の子のお弁当にはデザートが入っていなかったようです。みんなのデザート自慢が一段落すると、その女の子が僕に「私のお母さんのご飯はデザートより美味しいの!」と言って美味しそうにご飯を頬張りました。意地らしい言動に癒されますね。

思い出-0003

遠足が終わると卒園式

思い出遠足が終わると次はいよいよ卒園式です。足近保育園は比較的学区外の子も多いので、卒園すると何人かは別の小学校になります。子供たちは寂しいというよりは早く小学校に行きたくてワクワクしているようです。僕は小学校の運動会や課外授業なども撮影に行きますのでほとんどの子はまた会えるのですが、違う小学校に行ってしまう子とはもう会えないかもしれません。そう思うとちょっと寂しいですね。何年後かに僕が撮った写真を見た時に僕のことも思い出してくれるのでしょうか。

マラソンの撮影引退

マラソンシルエット

マラソンブームの陰り

昨日は東京マラソンが開催されて報道番組でもたくさん取り上げられていました。この東京マラソンがきっかけになって市民マラソンのブームが続いていました。10年くらいにはなるのではないでしょうか。それに付随して健康ブーム、肉体改造、ヨガ、フィットネスなど盛んですね。

インターネット写真販売というビジネスモデルも平行して成長してきたようです。

ブームというものは必ず下火になる時期が来ていつかは忘れ去られてしまうものです。ぶら下がり健康機とかタマごっちとか抱っこちゃん人形とか…。

昨日の報道番組によると市民マラソンにもその兆しが出てきたようです。各地で次々と新しい市民マラソンが開催され続けて、10年程経ってついに飽和状態になりました。こうなってしまうと、参加ランナーの取り合い合戦となり、中には募集定員を割れてしまう大会も出てきます。こうして赤字に陥る市民マラソンの多くは、実はブームに乗っかった大会ではなく、それ以前から村の伝統行事として開催されていた大会のようです。地域の活性化に繋がればというボランティアの協力だけで開催できればまだ良いのですが、赤字になってまで続ける意味が無いですからね。

カメラマンの姿も見かけなくなりました。

僕は3年程撮影をさせていただいていましたが、やり始めた当時に比べると、同業者も見かけなくなってきました。参加ランナーさんの参加目的は健康のためだとか、家族との絆を深めるためだとか、SNS投稿のためのネタのためだとか、単なるお祭り好きとか…いろいろあるのでしょうが、「颯爽と走っている自分の姿を綺麗な写真に残す為だ」という目的のランナーはほとんどいないと思います。「あぁ、撮影係の人がいるんだ。」程度にしか僕たちは見られていなかった気がしています。富士山やお城をバックに写真を撮りたければスマホで十分です。SNSに投稿するならスマホじゃないと不便です。

ランナーさん達が求めているのは、超高額なカメラ機材で熟練の撮影技術を駆使して撮られた2Lサイズの紙焼きプリントではなく、自分の持っているスマホのシャッターボタンを自分の代わりに上手に押してくれるカメラマン?のようです。

そこでマラソンの撮影を辞める事にしました。

こうなってくると、今後は仕事が激減するか、報酬がスズメの涙になるかは目に見えています。どんな撮影の仕事もリスクは当然ありますので、報酬とリスクとのバランスを考えて仕事を選ばなくてはいけないのですが、マラソンに限らずスポーツ撮影という分野はあまりにもバランスが悪いのです。悪天候時の撮影の機材故障のリスク、ショット数過多による故障のリスク、遠方で開催される場合の拘束時間のリスク、データ整理にかかる拘束時間のリスク、高価なカメラ機材や高性能PCの管理やメンテナンスにかかるコスト…。

どう考えてもリスクが大きいのです。遊ぶお金と時間が潤沢にあればとても楽しい撮影なのですが、僕のような甲斐性無しが出来る仕事ではないのです。

フィルムの整理

img_0

たまにはフィルムも使ってみるか。いや…やっぱやめた。

少し部屋の掃除をしていたら、埃のかぶった箱が出てきたので開けてみると懐かしいフィルムが出てきました。この姪っ子現在小学5年生なので、7〜8年程前のフィルムだと思います。その当時はすでに仕事はデジタルカメラが当たり前になっていました。ニコンD200なんかを使っていた時期だと思います。フィルムカメラはニコンD4やマミヤRZ67やハッセルブラッド500c/m等素晴らしい名機を所有していましたので、趣味仲間との撮影会や個人的な作品撮りにフィルムカメラは大活躍でした。「どんなにデジタル化が進んでも僕はフィルムを続けるぞ!」と硬く決意していた時期でした。

ニコンD3で完全にデジタルへシフト!

ニコンD3を購入すると、完全にフィルムカメラの出番は無くなりました。印刷物にも充分な解像度と高感度の撮影が可能になりました。高感度が使える様になったおかげで、ストロボも大型である必要もなくなってきました。クリップオンストロボでも大抵の撮影はこなせます。クリップオンストロボで撮影しているとどうしても簡単に撮っているようにみえてしまいますので、ギャラの交渉には辛いところです。デジタルカメラなら誰でも簡単に写真が撮れるのですが、ストロボを使う場面ではそこそこ勉強していないと無理ですよね。それに小型ストロボにはやはり限界はあります。光量不足や光源の面積の小ささなど、アイデアで大型ストロボと遜色の無いように工夫はしますが、限界がありますね。小型ストロボの限界を知っておく事も大切です。

スナップカメラマン受難時代!?

ハプニングのおかげで早めの帰宅。

今日は北名古屋市の工事現場でブロック塀の補強材の取り付けの様子を静止画と動画で撮影する仕事でした。動画はニコンD810に先日届いた7インチモニターのBlackmagic Video Assist 4KをHDMIケーブルで繋いで撮影してみました。Blackmagic Video Assist 4Kは収録もできるモニターなのでバッテリーが持つ限り、メディアが持つ限り撮り続けることができます。7インチですのでピントの確認もしやすくなります。

撮影は順調に進んでいたのですが、穴を掘るためのドリルの電気系統が故障して補強材の設置作業ができなくなってしまいました。仕方がないので途中で撤収となりました。

脱スナップカメラマンに成功したような感じ。

婚礼スナップ

時間ができたので久しぶりにFacebookをチェックしてみました。カメラマンの友人の投稿がいくつかあるのですが、Facebookに投稿しているのはほとんどスナップカメラマンさんですね。家族写真、結婚式、子供の写真など人物をターゲットにしたスナップ写真です。

フィルムの時代は人物写真は写真館さんの仕事、商品撮影はコマーシャルカメラマンの仕事、個展を開催するのは趣味のアマチュア風景カメラマン…。こんな感じで棲み分けされていましたが、デジタルの時代になってからはごっちゃごちゃですね。

僕もカメラを持ってからは、一生懸命人物写真を撮ってきました。安いカメラでもチープなレンズでも大きなストロボが無くてもそこそこ喜ばれる写真は撮れてしまいますからね。簡単なんです。学校関係や結婚式のスナップを引き受ければ日当10000円〜30000円くらいは貰えますし。

どうして結婚式のスナップカメラマンのステータスが低いのか?

僕は婚礼スナップは趣味の時代を含めると10年ほど携わってきました。年下のパートナーカメラマンに提携式場を乗っ取られてからは婚礼の仕事はほとんど無くなってしまいました(奪い返す気もありませんでしたが…)。これをきっかけに仕方なく商品撮影や動画撮影を請け負い始めて3年ほどになります。

婚礼カメラマンを10年もやっていたのにカメラマンとしての評価は少しも上がりませんでした。僕の向上心が無かったのが原因ではあるのですが、婚礼スナップカメラマンに求められるのは、カメラマンとしての技術や感性よりも、遅刻しない事、身だしなみ、言葉遣い、仕草…つまりクレームにならなければ写真はどうでも良いという風潮になってきました。そこそこのクォリティであとは編集でなんとでもなる。その代償としてギャラが安くなるが文句を言うなよってことですね。これでは婚礼スナップカメラマンの評価は上がりません。

一方、商品撮影というのはクライアントさんはその商品を少しでも魅力的に見せてなるべく高く売るのが目的ですので、カメラマンの写真の善し悪しは勿論ですがそれ以上に「売上げが上がったかどうか」がカメラマンの評価になるシビアな撮影です。

その仕事がリピートするかどうか。

商品撮影の場合、クライアントさんの会社が倒産しない限り継続されやすい仕事です。僕の写真の評価はリピートするかどうかです。下手糞だったり、売上げが下がったりしてしまった場合は他のカメラマンを探されることになります。

婚礼スナップの仕事が無くなってからスポーツや商品撮影や動画撮影などいろいろチャレンジしてみましたが、3年ほど経つとどのくらいリピートしているかが分かってきます。評価が上がれば仕事の単価も上がっていきます。そろそろ確定申告ですが、現在ようやく婚礼スナップ時代の年収を上回ってきました。機材もどんどん増えていっています。求められるクォリティが高ければやはりそれなりの機材が必要ですからね。

6畳スタジオを公開

6畳の部屋を撮影スタジオに

商品撮影では自宅の6畳の部屋をスタジオにしています。アクセサリーや小物類なら十分に撮影できます。照明のセッティングや光のコントロールにはそれなりにアイデアが必要です。

ロケ撮影の場合、撮影用の小道具がなくてうまくいかないこともあります。自分の部屋なら、テープ類やクランプなど何でもありますので、いざというときにとても助かります。撮影もはかどります。

動画で公開

撮影の準備から終了までを動画に撮ってみました。今回の商品は瓶に入った人参ジュースで切り抜き用の撮影でしたので、写り込みがあったために、最後には黒い布で覆ってしまうということになってしまい分かりにくい映像になってしまいました。実際の撮影現場はこういうものですけどね。

撮影機材

商品撮影はニコンD810に105㎜f2.8のレンズで撮影しています。照明はコメットのモノブロックストロボ400Wと200Wの2灯。その他ディフューザーとレフ板、黒い布を使っています。

動画はニコンD810に15㎜f2.8の魚眼レンズで撮影しています。先日購入した7インチのBlackmagic Video Assist 4Kという外部モニターを付けています。このモニターはモニタリングだけでなく収録もできます。一眼レフのフルHDの収録時間は20分という制限がありますが、Blackmagic Video Assist 4Kで収録すれば、メディアがいっぱいになるまでフルで収録可能になります。

このBlackmagic Video Assist 4Kのおかげで、一眼レフを定点撮影にも使えるようになりとても重宝しています。音声もちゃんと録音できていました。

とさき接骨院様のホームページ完成!

とさき接骨院

スポーツ障害に手厚い施術のとさき接骨院

岐阜市今嶺ののどかな場所に、とさき接骨院はあります。院長の戸崎先生は日本体育協会公認アスレティックトレーナーや岐阜県教育委員会公認フィジカルトレーナーなど様々な資格を持っています。僕が日頃お世話になっている新日本グローブ空手道峰竜会の館長や練習生の方々も戸崎先生を頼って通われています。毎年6月に行われるグローブ空手の全国大会の大会ドクターを務めていらっしゃったご縁で、とさき接骨院様のホームページを作らせていただくことになりました。

“ホグレル”は筋肉をほぐして根本改善が出来るトレーニングマシーン

院長先生は医療機関などのリハビリの現場でトレーナーとして活躍されていました。最先端の現場で多くのトレーニングマシーンに接する中で選ばれたのが“ホグレル”というトレーニングマシーンだそうです。ケガをしたアスリートが復帰を目指して過酷なリハビリに耐える…こんなシーンで登場するような負荷をかけて身体をいじめるというものではないようです。リラックスした状態で運動を繰り返し、筋肉をゆっくりほぐし、可動域を少しずつ広げていき根本改善を目指すというトレーニングマシーンのようです。そのためアスリートに限らず、子供からご年配の方まで誰でも続けられるマシーンということです。

このホグレルにはトレーニングする身体の部位に合わせて数種類のマシーンがあるのですが、その一つ一つがとても高額。そのせいで導入したくてもできない接骨院さんが多いそうです。高価なものだけに効果があるのでしょうね。

癒しの空間もあります。

スタッフの安江さんはリフレクソロジーJSBユニバーサル協会認定のセラピストです。足のマッサージだけでなくEMSという器具を使った表情筋マッサージをしてくれます。僕は知らなかったのですが、女性の間では表情筋マッサージは今とても人気なのだそうですね。町の電機屋さんにもこれに似た家庭用の器具は購入できるようですが、口コミを見ると「効いているのか効いていないのかよく分からない」「刺激になかなか慣れない」などの声がありました。安江さんはその方の好みに合わせて刺激を調節しながらアドバイスもしてくれるとのことです。キレイな方のアドバイスには説得力がありますね。

Blackmagic Design Video Assist 4K

Blackmagic Design Video Assist 4Kの方が良いかも。

intro@2x

Blackmagic Designはコンパクトなシネマカメラを安価で提供してくれる大変嬉しいメーカーさんです。ATOMOSのNINJA BLADEと同じ様に外部モニターでありながら収録までできてしまうというものです。ATOMOSのNINJA BLADEは2.5インチのHDDかSSDに記録するのですが、Blackmagic Design Video Assist 4KはSDカードに記録できるみたいです。しかもバッテリーはキャノンxc10でも使用できるLP-E6互換リチウムイオン充電式バッテリー(充電には制約あり)。

 

design@2x

音声録音にも対応

ファンタム電源対応のミニXLR入力を2系統搭載しているので、マイクを取り付ければ音声も録音できます。口コミでは性能の低いSDカードではドロップが発生するとかタッチパネルに慣れが必要とかいろいろありますが、僕が受ける仕事に関してはあまり気にすることも無い感じです。こういう商品は次々にバージョンアップの商品が出てきて常に買い替えが必要なものが多いですが、Blackmagic Designはアップデートでバージョンアップをしていってくれるようでそれも嬉しいですね。互換性の問題など最初は不具合もあるのでしょうが、その都度修復していただければOKです。

デジイチ動画の30分制限を解決!

ATOMOS NINJA BLADE

ninja-blade画像

動画撮影を行う上で大きな悩みがありました。イベントの撮影にしても商品説明用の撮影にしてもカメラ1台(キャノンxc10)だけでは物足りない動画になってしまったり、音声はICレコーダーで別録しなくてはならなかったりします。カメラ2台で行う場合、1台はキャノンxc10を三脚固定で定点撮影(音声もこちらを使用)、ニコンD810をレンズ交換しながら被写体を追いかけていました。一眼レフ動画は30分以上の連続撮影ができない(フルHDは20分)という制約があるため定点には使えませんでした。一眼レフではピント合わせが非常に難しくどうしてもミス動画を量産してしまいます。

そんな悩みを解決してくれたのがこの「NINJA BLADE」です。外部モニターでありながら収録もできるというものです。カメラ本体の録画機能は使わなくてもいいので30分の制限から解放されるわけです。しかもカメラ本体がメディアに収録する場合は圧縮率の高いコーデックが行われているのですが、この「NINJA BLADE」はHDMIを介して表示された画像を最適な方式でSSDメディアに収録するため画質の向上も期待できます。

これを導入するとニコンD810+NINJA BLADEを定点にして、ピント合わせが楽なキャノンxc10を被写体を追いかけるのに使うことが出来ます。

もう一つの悩み

これで、動画撮影の悩みは解決できたのですが、僕のようなフリーカメラマンは本業である静止画も一緒に求められることが多いです。残るカメラはニコンD4とニコンDfですが、この2台は画像処理エンジンEXPEED 3を搭載していて、性能としては問題ないのですが、イマイチ色が好みじゃなかったのです。ピクチャーコントロールでいろいろ試してはいるのですがなかなか好きな色になりませんでした。やはりニコンD810のポートレイトモードにコントラストと輪郭強調をすこしずつ上げた感じがベストなんですね。

もう一つの決断

好みの写真が撮れないカメラを持っていても出番が無いので、思い切って手放すことにしました。そのお金でニコンD810をもう1台購入しました。これでニコンD810の2台体勢となります。動画も静止画も気持ちよく撮影できます。

さらにNINJA BLADEにはニコンD810で使用しているバッテリーが使えるアダプターが付いています。バッテリーが共用できることは大きな安心感が得られます。考えてみるとニコンD810、ニコンD4、ニコンDf、キャノンxc10これらのカメラはすべてバッテリーが違うのでそれぞれに予備を揃えないといけないというジレンマがありました。部屋の中は違うタイプの急速充電器が転がっていてとても嫌でした。この悩みも一気に解消できました。

NINJA BLADEについてのレビューも近いうちに出来ればと思います。