「関ヶ原合戦祭り2019」撮影のお手伝い
晴天に恵まれた20日の日曜日、関ヶ原合戦祭りの撮影のお手伝いに伺いました。鉄砲隊による火縄銃の鉄砲演武、関ヶ原の合戦を再現した合戦絵巻、飲食店や物産店など会場に出店している各ブースのスナップ、部隊ごとの集合写真を撮影しました。
こういうイベントはもう行きたくないですね。
最大の理由はカメラマンが多すぎること。
ブログやインスタなどにアップするために必死なのでしょうね。そんな写真をアップされてもコメントの仕様がないし、社交辞令の「いいね!」を沢山もらっても何が嬉しいのか全く理解できません。だいたいお祭りの写真なんか誰が撮っても同じでしょ。規制線があって撮れる場所は限られていますからね。
そんなカメラマンと区別するために規制線内に入るには甲冑を着ていないとダメだということで、僕を含め数人のカメラマンのみ甲冑に着替えて規制線の中での撮影となりました。面倒臭い!暑い!着替える場所まで遠すぎる!
そこまでして規制線の中で撮影ができればやはり迫力のあるかっこいい写真が撮れます。納品物ですのでブログに載せるわけにはいきませんが、鉄砲演武の写真なんかは、砲身が火を吹く瞬間の写真は圧巻です。こういうかっこいい写真は、甲冑を着て腕章を付けているからこそ撮ることができるのです。
集合写真の邪魔はしないで。
合戦絵巻に出演した150人ほどの演者さんの各大名ごとの集合写真も僕の仕事でした。島津、井伊、徳川、小早川、大谷、石田などの大名ごとに各10人〜30人の集合写真です。
集合写真はなるべく離れたところから撮らないと端っこの人が歪んでしまいますので、最低限必要な距離があります。広角レンズで撮る人はいないですよね。
役場の記録担当のカメラマンさんと撮影位置を相談して、武将の到着を待ちました。しばらくして武将の行列と一緒におびただしい数のカメラマンも一緒になだれ込んできました。
するとそのカメラマン御一行は僕たちの存在を一切無視して僕たちの前へ前へ群がってきました。「後ろでしょ!普通」
仕方がないので「すみません。通してください。」と言いながら前へ出ようとしたら一瞬チラッとこちらを見たくせに聞こえないフリをして前を空けようとしない40代ほどのオバさん。
「じゃあ、あんたにど真ん中で撮らしたるで、僕の代わりに撮りなさいよ!なんやったらその分のギャラも払ったるで!」って心の中で叫びましたよ。
結局、係りの人が「後ろに下がってくださ〜い。」と必死で呼びかけてくれましたので何とか撮影できました。
フィルム時代はこんなこと絶対無かったんですけどね。
その腕章どこで売ってるの?
合戦絵巻の撮影待ちをしているとミラーレスカメラを持ったおじさんが話しかけてきました。
「その腕章ってどこで買うたらええの?」
はぁ〜?おじさん腕章買って規制線の中に入ろうとしてるわけ?もしかして僕もそう見えてたの?
この日は会場が2つあり担当者と会えないため腕章は自分の物を使ってくださいとのことでしたので、この時はたまたま20000円で特注で作った刺繍の腕章をしてたのですが、
「腕章は買うものじゃないですよ。イベントの主催者さんとか記録業務の委託を受けた企業さんから渡されるものですよ」って教えてあげました。
ついでに「買うこともできますけどこういう刺繍のもので20000円〜30000円ですよ。」って教えてあげたら青ざめた顔をしていました。
その後ニコンのミラーレスの話をしてくるのですが、僕には全く興味がなかったので困りましたね。富士フィルムのGFX100ならちょっと興味ありますけど。
明日はせせらぎ街道
明日はせせらぎ街道沿いのお店や紅葉スポットを巡ります。紅葉にはまだ早いしあいにくの雨ですがとても楽しみです。東海北陸道ができる前は高山へ行くための主要道路でしたので、懐かしくもあります。