子供の頃の写真はどうなるのか?
古くなったはなれを解体するために荷物をまとめていたところ、部活動の表彰状やトロフィー、通信簿や文集などが大量に発掘されました。
中でも古い写真が出てきていろいろ眺めていました。
この小学4年生の時の僕の写真の撮影者はおそらく既に他界している父です。なかなか構図が上手い。
父が突然ポラロイドカメラを購入して帰ってきたので、届いたばかりのユニフォームにわざわざ着替えて撮ってもらったことをなんとなく覚えています。
この写真はポラロイドですが父の愛機はリコーのオートハーフ。
24㎜×17㎜サイズのハーフサイズのカメラです。
ですので小さい紙焼き写真がいっぱいありました。
デジタルデータの写真は残るのか?
現在カメラはほぼデジタルですので、データはPCか外付けハードディスクかUSBメモリなどに保存することになります。
少し前はCDやDVDでしたが、最近のPCにはドライブが外されていますのでCDやDVDに保存されたものは見ることが困難になってきました。
USBの規格も新しいタイプのものに変わってきています。
そうなると、10〜20年前にデジタルカメラで撮られたものは残っていないか見れなくなってしまっている可能性が高い。
例えばその当時子供だった子が結婚することになり、エンドロールなどで幼少期の写真を入れたいと思ってもそのデータはどこにも無いという悲しい現実に直面するかもしれません。
そんな声が出始めるのはこれからですね。
フィルムカメラの出番は来るのか?
日常のスナップ写真はデジタルで良いとは思いますが、婚礼の型物と集合写真、成人式、七五三などの記念日には2〜3枚だけでもフィルムで残しておいた方が良い気がします。
ただ残念なことに現在そういう記念日の写真を本業としているカメラマンさんはフィルムカメラなんて見たことも無いっていう方がほとんどだと思います。
フィルムの装填の仕方、フィルムの圧着具合を想定したピント合わせ、GN(ガイドナンバー)計算など煩雑で誰にでもできる作業ではありません。
フィルムカメラの中古価格は下がっていますが、フィルム代や現像代が高額になっているのでやはり無理ですね。
これからの子には同情しますが、自分の子供の頃の写真がたくさん残っていたことは幸せなことです。