オイルライターのディテール
モノクロで撮影することでディテールに意識を集中させることができます。
正面からの撮影でも問題は無いのですが、商品撮影の場合は側面や上部も見せたくなります。
特に上部は見せたいことが多いです。
被写体の真正面にカメラを置けば歪みなく撮影できますが、上部を見せるためにカメラ位置を上げるとどうしても下部がすぼんでしまいます。
このすぼみを蛇腹のアオリを使って補正します。
バックチルトアップでセンサー面を被写体に対して平行(地面に対して垂直)にします。
フロントチルトアップで同じように被写体に対して平行(地面に対して垂直)にします。
モニターを見ながら被写体が画面中央辺りにくるようにフロントフォールで調節します。
ピントを合わせてシャッターを切る。
この手順で被写体のディテールは綺麗に補正されるわけですがよく見ると下部のピントの甘さと画面上部のケラれ(光量落ち)が気になります。
見下ろす角度や使うレンズによってもどのくらい制限されるかは変わってきますので、この制限度合いを体に覚え込ませておく必要がありそうです。
あまり極端なアオリは必ずどこかが破綻するのでさりげなくアオることが重要なのだと思います。
GFX50Sは5000万画素もありますので、やや引き目で撮影しておいて後でトリミングをする方がいいみたいです。
深度も稼げますし、歪みも抑えられますし、ケラレの影響も受けにくくなります。
修理後のトヨビューは快適
フロントフレームのロックノブが壊れたのでバック用のフレームをフロントフレームにして使っていますが何の問題もなく使えています。
部品が壊れても直して使えるモノというのは愛着も湧いていいですね。
ロックする時の力の入れすぎにも自然と注意するようになります。
こうして使ううちにだんだん手に馴染んで来る感じがたまりません。