Vマウントバッテリーで足元スッキリ。
インタビューの撮影のためのセッティングをあれこれ試行錯誤しながらやってきましたが、現時点で完璧なセッティングに到達しました。
○40分くらいの長回しができること。
○バッテリー交換の必要が無いこと。
○メモリーカードの交換の必要が無いこと。
○足元が電源ケーブルでいっぱいにならないこと。
○急な移動に素早く対応できること。
この5点がクリアできればインタビュー動画はバッチリです。
カメラボディと外部モニターをVマウントバッテリーから電源供給させることで安心して長回しができるようになりました。
AC電源のコンセントを使わないので長い延長コードもいらなくなり足元はスッキリ、急な移動も楽々です。
歯科医院で1人30分のインタビューを3人分こなしましたが、Vマウントバッテリーの減りは1/5。
まだまだいけますね。
レンズはニコン Ai Nikkor 50mm F1.2
ニコンの古い単焦点レンズですが動画撮影にはこのマニュアルフォーカスレンズの方がフォーカスリングのトルクのおかげでピントが合わせやすいです。
インタビューの場合一度合わせてしまえば大きくズレることはないのでこれが最適。
Zレンズのオートフォーカスを使ってみたこともあるのですが、喋りながら手を動かす方の場合、手が顔の前にくるとピントが暴れ出します。
こうなるとそのシーンは使えなくなってしまいます。
どちらにも一長一短あるのですが、マニュアルフォーカスの方が失敗は少ないと判断しています。
なぜ明るいレンズを使うのか。
開放f1.2の明るいレンズですが流石に開放は使えません。
f4〜f5.6辺りで撮影します。
それなら別にf1.2のレンズは必要ないのではないかとも思えますが明るいレンズならではの利点がやっぱりあります。
動画の場合の利点は、モニターに写し出される圧倒的な被写体の存在感を周りの人にも見てもらえることです。
大抵の人は動画といえばf8くらいに絞られた画面全体に深度がきていてややノイジーな絵を想像していると思います。
そんな人に開放f1.2の一眼動画ならではの背景ボケボケ、超クリアな息を呑むモニターの画面を見せてあげるとテンションも上がります。
ほとんどの人は見たことがない世界なのではないでしょうか。
僕が20年ほど前に、初めて開放f1.2のレンズを付けてファインダーを覗いたときのあの感動を是非味わってほしい。
映画の主人公になったかのような錯覚を演出してあげたい。
実際の撮影ではもう少し絞りますが。
開放f1.2の絵をモニターで確認してもらえれば絶大な信頼感を得たも同然。
その後のインタビューも気持ちよく進みます。
緊張は誰でもしますが、モニターをチェックした時点でアドレナリンとドーパミンが程よく作用しはじめているので「緊張していることが何故か楽しくて気持ちがいい」という感覚になります。
こうなればインタビュー大成功!
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