フィルムカメラを仕事に使うには。
フィルムカメラを仕事に使っているカメラマンさんの記事を読みました。
ネガフィルムで撮影したものを紙焼きしてそれをスキャナーで取り込みデジタル化。そのデータをインスタにアップして、そういう雰囲気を好む方からインスタで仕事を受注。こんな感じの流れのようです。
使用するカメラはロモグラフィーのトイカメラやカメラやさんでワゴン売りされている安いものばかりでした。その方が写す写真は、ピンボケ、ブレ、ケラれ、裏蓋をわざと開けて感光させたもの…。こういうカメラマンとしては失格とされる失敗写真がうけているようで、お客様は美容師さんとかブロガー、Youteberさんが多いようです。
デジタル時代にあえてフィルムカメラを使う
フィルムカメラを使えば誰でもアーティスティックな写真が撮れるわけではありません。現場の光の環境や物体が動くスピードや変化していく状況を予想する感などが必要です。仕事にするには偶然の産物に頼るわけにはいきませんので、必然的に狙わないといけないのです。
先ほどのカメラマンさんは安価な機材を使っているため、機材の不具合や故障は日常茶飯事だそうです。
ということで、仕事に耐えられ且つ素敵な写真が撮れる機材が必要です。
ニコンNEW FM2
ニコンNEW FM2は露出インジケーター用のボタン電池以外は全て機械式ですので電池が必要ありません。この前に開発されたF3はフラッグシップで絞り優先モードを搭載しているので電池が必要です。確かフラッシュ同調スピードがNEW FM2よりも低速だったと思います。1/60秒か1/125秒…。NEW FM2は1/250秒。これはかなりありがたいです。フラッシュを使用しない場合はF3は最強ですが、完成度の高すぎがあだとなり、アクセサリー類のほとんどがF3仕様のものしかなく程度の良いものを見つけるのに苦労します。
NEW FM2は大きさも手頃で巻き上げレバーの感触も良く手に馴染んできます。
ニコンF4s
F3の次に出たフラッグシッップのF4も捨てがたいです。ミノルタに先を越されたオートフォーカスの技術をニコンもF4で取り入れました。測距点のマークが無いので開放で撮るのは避けた方がいいですが、フォーカスロックで画角をずらしても何故か欲しいところにバッチリピントがきている不思議なカメラです。
F4に「s」が付いていると縦位置グリップがある機種だということです。グリップ部分に電池が収まります。縦位置グリップ無しの方がコンパクトで扱いやすいのですが、せっかくのオートフォーカスを多用するなら縦位置グリップがあるとありがたいです。