ミラーレスの時代にあえてモノクロ現像がやりたくなる。
暗室不要の現像ボックス「LAB-BOX」というものがあるそうです。
フィルムをリールに巻きつけるのも現像も1つの箱でやれてしまうというもの。
さらに「MONO BATH」という現像液は、現像→停止→定着までの行程を1回でできてしまうそうです。
調合後は15本分使えるそうですのでこれまでのようにコストを気にする必要もそれほどありません。
保存期限は短いので2ヶ月ほどで15本分現像してしまわないとロスになります。
僕は何事も大雑把にできない性分でしたので、前浴液や水洗促進液や水切り液まで丁寧にやっていたのですが、
さすがにここまで工程が増えると億劫になってやらなくなってしまいます。
この「LAB-BOX」と「MONO BATH」があれば気が向いた時に簡単にできそうです。
ただ問題は以前はアパートで台所も風呂場も好きなように使えたのですが、今は実家暮らし。
水洗と乾燥は部屋ではできませんので悩みどころです。
GFX50Sでモノクロやってみるか。
GFX50Sのフィルムシミュレーションの中に「ACROS」という白黒モードがあります。
数年前に「ACROSⅡ」としてフィルムも復刻しましたね。
モノクロ好きは不滅のようです。
Carl Zeiss Planar T* 1.4/85の出番です。
このレンズは解像感があって好きなんですが、他のニッコールレンズとはちょっと違う色の写真が撮れてしまうためあまり使う機会がありませんでした。
歪曲収差が抑えられたプラナーの特徴はモノクロ写真でこそ活かせるのではないかと期待しています。
開放1.4で撮ると奇妙なボケ方をするのですがそれもモノクロなら面白そうです。
GFX50Sとのバランスも最高でケラれることも無く、少し絞れば周辺減光も解消します。最高なんです。
完全に贅沢な趣味の世界です。