黒ケント紙で不要な光をカット
グラスは透明でしかも丸みがあるため通常のライティングでは照明機材が反射したり、すれ傷や指紋が目立ってしまったりしてうまく撮れません。そこで、この写真のようにグラスの輪郭が出るライティングをするとグラスの曲線が強調され特徴がよく伝わります。グラスの奥にソフトボックスをカメラに向けて配置して、ソフトボックスの中心部分だけを黒ケント紙で隠します。両サイドからわずかに漏れる光でグラスの輪郭だけを照らします。
上の写真のように黒レフで左半分の光をカットすると左右対称に面白い表現ができます。グラスの柄の部分はガラスがレンズの役割をするので左右が反転して写ります。
撮影データ
1/125s f 7.1 ISO 50
カメラ NIKON D810
レンズ PC Micro-Nikkor 85mm F2.8D
焦点距離 85mm
照明機材 モノブロック400W 黒レフ
光沢のある黒アクリルに透明のグラスを乗せて鏡面反射も利用しています。