ブツ撮りの値段交渉
「ブツ撮り」と言われる商品撮影ですが、ジャンルとしてはコマーシャル写真です。
写真の目的は被写体をより魅力的に見せて購買意欲をそそるものでなければいけません。
撮影の報酬は、購入した方からではなくその商品を販売する方からいただきます。当然ですが。
消費者の購買意欲をそそる写真がベストであるはずなのですが、例え消費者の購買意欲をそそらない写真でも依頼者が望むものであればOKだという現実もあるわけです。
依頼者はその商品の開発に時間と労力を惜しみなく注ぎ込んでいるので商品に対するこだわりが強くなります。
こだわりが強すぎると、だんだん消費者の購買意欲をそそるポイントとはズレてきてしまうこともあるみたいです。
依頼者の要求を満たすもので、尚且つジャンジャン売れていく写真が撮れるといいのですけどね。
言い値で行っちゃえ!
商品撮影には教科書のようなものもありますが、使うレンズや絞り値、光源の角度・距離・面積・光量や背景の処理の仕方や影の付け方など人それぞれですので、
どう撮るかはカメラマンに委ねられます。
簡単そうな撮影だからと思ってあまり安価で引き受けると大変なことになります。
ヤバイなと感じた時は無理せず断る勇気も必要です。
GFX50Sが欲しいこともあり、今回は思い切って提示した金額が受け入れられ、無事満足していただけました。
まだまだ商品は残っていますが、ひとまず安心です。
ビールで乾杯しようと思います。