表現主義か新即物主義か?
表現主義:感情を作品中に反映させて表現する。
新即物主義:社会の中の無名性や匿名性として存在している人間に対し冷徹な視線を注ぎ、即物的に表現する。(ウィキペディア)
僕はアーティストではありませんが、立場をどちらかに入れるとすれば表現主義に入るのかもしれません。
楽しそうな人物はより楽しそうなことが伝わるように撮影したり、
美味しそうな料理はより美味しそうに見えるように撮影するのが仕事です。
照明機材で影の出方を調節したり、食材の表面に油を塗ってでシズル感を強調したりと様々な演出がされています。
このような「演出」という行為はカメラマンとしては腕の見せ所でも有りますし、依頼者に満足していただくためには欠かせない行為です。
人物写真や料理写真では問題になることはほとんど無いのですが、これが政府の広報とか出版物などになると危険性をはらむことになります。
「大切な人を守るために戦争に行って戦うことは美しい」
「独裁者を成敗してその国を民主化させてあげないといけない」
「温暖化を食い止めるため、海洋汚染を食い止めるため、レジ袋は有料化しなければならない」
などなどエゴたっぷりな傲慢な考えを助長することにも利用されてしまいます。
第一次世界大戦で大量に人が死んでいくのを見たり、故郷が無くなってしまったり、生きていくために家の前で倒れている兵隊さんの肉をそぎ取って子供達に与えたり…
「自分たちが信じていた正義がまやかしだったのでは無いか?」という疑問から発生したのが新即物主義という芸術運動です。
現実を客観的・即物的に表現しようとする姿勢です。
シュルレアリスム(超現実)もこの流れです。
戦争体験のない平和な時代が何十年も続いてしまうとへんてこりんで意味不明な作品が溢れ出すみたいです。
現代アートなどという人もいますが…。
ただ単に気持ち悪いモノ、嫌悪感を抱くだけのモノ、あからさまにタブーを連想させるモノ。
こんなものには主義も主張もありません。
自己顕示欲の塊なんですよね。
謙虚に誠実に生きていきたいモノです。
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