美容室のホームページをリニューアルしました。
僕はAdobeのmuseというソフトでホームページを作っています。museは自動でコード記述をしてくれる大変便利なソフトです。カメラマンにとっては畑違いの作業ですが、自分が撮影した写真を自分で加工して好きなようにページを作っていけるのでとても面白いです。
SEO的にはちょっと…。
デメリットとしては、基本的なSEO対策はできますが、ソース自体が自動で作られているものですので煩雑になってしまいSEOに対しては微弱です。ですので、そこまでSEOが必要ないというジャンルのものを作っています。美容室もターゲットは地元の方ですし、頻繁にメールで問い合わせが来ても困る業種ですのでちょうどいいです。
またmuseには無料で使えるサーバーが用意されているので、このサーバーを利用して印刷物の校正に使ったりもしています。お客さんの所まで行かなくて済みますので便利ですね。
カメラマンとしても視野が広がります。
近頃はWEB制作会社さんからの撮影依頼が増えて来ました。WEBデザイナーさんはよく「撮影は上手でもWEBに使うことを想定して撮ってくれるカメラマンが少ない。」と言われています。僕も自分で撮影した写真をホームページに使おうと思ったら「左右が足りない」「上下が足りない」「部分的に使いたいのにそこの部分のピントが甘い」「人物の向きが1方向しか撮ってないため配置できる場所が限られてしまう」など意外と使いにくいことに気づきました。
WEBデザイナーさんの指示が「両方撮っておいてください」とか「どちらでも使えるように撮っておいてください」のようにオールマイティを求めてしまうのも良くわかります。
ですので、そこは面倒臭がらず誠実に対応するように心がけないといけないわけです。カメラマンの神対応というものです。
WEBデザイナーさんとの阿吽の呼吸。
同じWEBデザイナーさんと何度か仕事をしていきますと、お互いの考えが分かるようになって来ます。WEBデザイナーさんがディレクションも兼ねている場合も多く、その場合は現場においてはWEBデザイナーさんに主導権があるのが望ましいです。クライアントはWEBデザイナーさんに信頼と期待を寄せていますので、カメラマンがWEBデザイナーに従わない光景を見せてしまうと、お互いに仕事を失います。WEBデザイナーさんから無理難題を言われても善処してその場を乗り切らなければなりません。
その現場をなんとか乗り越えて、帰りの車の中で次の仕事に向けて作戦会議です。
カメラマンはやっぱり裏方。
WEBデザイナーさんからの無理難題にクライアントの前で「写真というのは…」「そんな写真は邪道ですよ…」なんて言ってしまうカメラマンはダメですね。クライアントやWEBデザイナーにとってはカメラマンが有名な大先生と呼ばれるような存在である必要はほとんど無く、依頼した写真を少し上回る程度の写真が撮れればOK。ってことでしょうか。この「少し上回る」という部分が結構大事ですね。