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アオリすぎに注意

フロントスイングはピント面をコントロール

フロントスイングを使ってピント面をいじくってみました。

先ずはゼロセッティング(アオリを一切使わないノーマル状態)で撮影しておきます。

フロントフレームをスイングさせてピント面を左右に8度くらい振ってみます。

ビューカメラにとって8度ならそんなに大きく振っているわけではありませんが、かなり画質が破綻し始めるようです。

開放で撮っていることもあります。

アオリを使う場合はできればf8以上に絞った方が画質が保たれるのではないかと思います。

ブツ撮りの場合はf22くらいまで絞るので気にならないとは思いますけど。

複合アオリ

スイングすると構図も崩れますのでシフトで調節します。

3mmで整いました。

カメラ位置を三脚ごとズラしてもいいのですが重たいのでシフトに頼ります。

上下が崩れた場合はライズやフォールも必要になってきます。

シャッターを切るまでにいろいろなレバーを操作しないといけません。

途中でわけがわからなくなることもあります。

ファインダーを覗きながら操作していると違うレバーを動かしてしまって意図しない部分が動いてしまったりします。

そんな時はゼロセッティング(アオリを一切使わないノーマル状態)に戻して一からやり直し。

ゼロセッティングは結構大切

アオリを効かせないノーマルの状態を「ゼロセッティング」とか「ゼロ設定ポイント」といいます。

撮影後もゼロセッティングに戻しておくことは大切です。

アオリを戻し忘れたまま次の撮影をしてしまうと崩れた状態からさらに崩していくことになり悲惨な結末となります。

通常のレフ機でも僕はゼロセッティングを決めて常に戻すようにしています。

感度:ISO100、シャッタースピード:1/125秒、WB:5500ケルビン、ピクチャーコントロール:ポートレート。

こんな感じです。

常にここからスタートするようにしています。

ストロボ撮影でも自然光撮影でもここからスタートすればミスは起こりにくくなります。

大判カメラの作法は撮影の原点ですから学べることはたくさんありそうです。

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