出張メニュー撮影
メニューの撮影は調理場がある現場での撮影となることが多いです。
白背景で切り抜き用のライティングです。
f22まで絞ってしまうので店舗の照明も窓からの自然光も無視できます。
この日は50品程度のメニュー撮影でしたので、シャッター回数は150ショット程度となります。
GODOX AD300Proはメイン光源でも1/2程度の発光ですので1つのバッテリーで150回は問題なくこなせます。
ミラーレスカメラは消費電力が多いためカメラボディのバッテリーは半分以下にはなってしまいます。
静止画の仕事の場合はストロボもカメラボディも予備バッテリーが1つあれば現場で充電しながらできますが、動画の場合はちょっと違います。
長回しのインタビューや講演会のような記録映像の場合は2〜3時間は途中で止めることなく収録できないといけません。
最近のミラーレスカメラはモバイルバッテリーからUSB給電ができるものが標準になってきています。
手元にはソニーのNP-F970互換バッテリーやVマウントバッテリーもありますのでこれらを利用して長時間の収録ができるようになると助かるのですが。
動画の場合は、外部モニターやLED定常光ライトなどにも一緒に電源を供給できるとケーブル類もスッキリすると思います。
結局純正バッテリー1択。
いろいろ調べていると、電源供給といのはとてもデリケートでなんでも良いというものではないみたいです。
USBタイプA⇔タイプAでは十分な電流が流れないとか、VマウントバッテリーのDタップから給電すると大きな電流が一気に流れ過ぎてカメラの基板を壊してしまうとか…。
さらに危険な例としては、撮影中にモバイルバッテリーが空になった時の動作です。
5Vの電圧を変圧器を介して8V程度に変圧しカメラボディに適正な電圧で適正な電流が流れるように調節しているのですが、この変圧器があるためにカメラボディは常に正常な電圧が保たれていると判断しているためモバイルバッテリーが空っぽになるまで電圧が下がってきていることに気づかないみたいです。
すると長時間記録している収録を「終了する」という指示ができないまま電源が落ちてしまうことになります。
これは危険ですね。
長時間の記録になればなるほどバッテリーの残量が気になってしまって別のミスをしてしまいそうです。
慣れないことはしない方がいい。
値段は高いですが信頼できる純正バッテリーでこまめに入れ替えて収録する方が安心です。
途中で途切れたとしても長時間収録の中のほんの数秒のことです。
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