現役で使用している大判カメラ3機種
フィールドタイプ…ホースマン45FA
ビュータイプ…ジナーf2、トヨビュー45G
フィールドタイプのホースマン45FAは軽量なので出張現場での料理撮影に活躍しています。
大判カメラのレンズはどれも古いのですが、もともと高解像度が得られるように作られていますしGFX50Sのセンサーで撮影するとなるとレンズの中心部しか使わないので高画質な写真が撮れるはずです。
ベースチルトとセンターチルト
アオリの中でチルトを使うときはレンズ面を上に向けたり(チルトアップ)、下に向けたり(チルトダウン)します。
このときレンズの中心部を軸にするのがセンターチルト。
レンズ枠の底の部分を軸にするのがベースチルト。
センターチルトの方が画像の移動が少ないためアオリ後の構図修正やピント修正も楽になります。
このメリットと引き換えに構造上どうしても重量級のカメラになってしまいます。
トヨビューはセンターチルト方式ですので撮影はとてもやり易いのですが、非常に重たいカメラです。
ジナーはベースチルト方式ですので比較的軽い機種です。
自動ロック機構があるジナーP2などは結構重たいですが、自動ロック機構の無いジナーf2は軽いモデルです。
自動ロック機構は精密な調節が簡単にできて便利なのでしょうが、自動ロック機構が無くても徐々に体に馴染んでくる感じが楽しいものです。
ジナーf2なら出張現場にも持って行けないこともありません。
セッティングの段階からかなりの注目を集めますし、質問攻めに合うことは覚悟しないといけません。
商品撮影にアオリを使う
ビュータイプのジナーf2ならかなり自由度のい高い撮影が可能です。
ピント面を変えたり、奥のすぼみを修正したり、水平垂直を整えたり…。
ですが実際は見てもわからない程度に少しだけ補正する程度です。
あまり大袈裟なアオリはかえって違和感のある写真になってしまいます。
アオリを使えば良い写真が撮れるというわけでもありません。
アオリ以前に被写体との距離や照明の当て方、構図の組み立てなどの方が絶対大切です。
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