Nikon Nikkor N Auto 28mm f/2 Ai改造購入。
この時代のレンズはいいですね。
おそらく1970年代のものですので、同級生かもしれません。
この手のマニュアルフォーカスレンズはほぼ動画用として使っています。
Nikkor 50㎜ f1.2というニコン史上一番明るいレンズは一番のお気に入りで、仕事での出番も多いです。
とは言っても開放で使うことはまずありません。
開放f1.2のボケ方は撮ってみないとわからない不思議なボケ方をします。
線が二重になったり、グルグル回っている様なボケだったり、ソフトフォーカスがかかっていたり…。
はたしてこのNikkor N Auto 28mm f/2 Ai改造はどんなボケ方をするのでしょうか。楽しみです。
このレンズはこの様に紫色のコーティングが異様に目立つのですが、写真の色味に大きく影響を与えるわけではありません。
強いて言えば、さらに古いオールドレンズよりはコントラストが付いて、デジタル時代のレンズよりはコントラストが抑えられている感じですが、その辺の差は撮影後のレタッチを前提に考えれば気にするほどでもないレベルの話ですね。
何より見た目がかっこいい!
信頼の証「LENS MADE IN JAPAN」
このレンズにはこの「LENS MADE IN JAPAN」の刻印があるのですが、白い塗料がつけてあるのでくっきり目立ちます。
最近の20万〜30万円のレンズなんかより造りもしっかりしてますので、40年以上経った現在でも十分使えます。
信頼のLENS MADE IN JAPANです。
一眼動画用に最適なマニュアルレンズ
開放値が明るくても非常にコンパクト。マニュアルフォーカスなので、ピント合わせ時のピントリングのトルクが絶妙。
この特徴が有利になるのは動画撮影です。
Youtubeなどではニコンは動画に弱い。ということになっているようですがその理由はオートフォーカスがダメというものばかりです。
だったらオートフォーカスなんか使わなければいいんじゃないってことです。
映画の撮影には、ピントを合わせ続けたり、ピント送りを専門に担うピントマンという技術者がいるくらいですからね。
インタビュー動画に最適な画角28㎜
インタビューのような定点撮影では最初にピント位置を決めたらそう何度もチェックできません。
50㎜画角で背景をボカした綺麗な映像もいいのですが、やはり人が動けばピントが合っていない時間ができてしまいます。
その保険として28㎜画角は最適です。
暗い場所ではノイズが気になるのでどうしても絞りを開けたくなることがあります。
そんな時28㎜画角だと安心して開けることができます。
Nikkor 24㎜ f/2.8Sという選択も
24㎜のレンズも捨てがたいのですが、人物を撮る場合にはあまり歪まない方が良いかなと思って28㎜にしました。
28㎜で物足りないと感じれば24㎜もあっても良いかもしれません。