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【ポートレート撮影のコツ】テクニックよりも大事なのはコミュニケーション

【ポートレート撮影のコツ】テクニックよりも大事なのはコミュニケーション

人が写っている写真のことをポートレートと言いますが、人を撮影するのは簡単そうですごく難しいんです。モデルでもない限り、撮られることに慣れていない人が多いので、いざ撮影します、となったときに自然な笑顔を出せません。そこでこの記事では、上手にポートレートを撮影するコツをご紹介します。人物撮りが難しいと感じていた人はぜひ参考にしてください。

ポートレート撮影のコツ

背景をぼかす

一眼レフの写真と聞いたら、人物にピントが合っていて背景がぼやけているものをイメージする人が多いのではないでしょうか?ありきたりなテクニックですが、背景をぼかすだけで一気に素人感が抜けます。これは一眼レフにしか出せない味。初心者はオートで撮ることが多いと思いますが、難しい設定をしなくても自然に背景をぼかしてくれるカメラもたくさんあります。

手前の目にピントを合わせる

被写体がレンズに向かって斜めに立っているときは、手前の目にピントを合わせるようにしましょう。奥の目にピントが合うと、写真を見た時にどこか違和感が残ってしまいます。ちなみに、正面を向いている場合は、特に神経質になる必要はありません。

半逆光で撮る

「逆光=失敗の写真」と思うかもしれませんが、半逆光もしくは逆光で上手く撮影できるようになると、腕がグッと上がります。初心者にはまずは半逆光から挑戦してもらいたいのですが、半逆光とは順光(正面から光が当たっている状態)と逆光の中間のこと。最近のカメラは、半逆光でも顔認識システムにより自動的に顔の周りが暗くならないように調整してくれます。順光で撮影するのも悪くはないのですが、まぶしそうな表情になり、 明暗がはっきりとするので、どこかきつい印象の仕上がりになってしまいます。半逆光の方がより人物が柔らかい雰囲気、そして立体的に写るのでおすすめです。

白い手袋をはめて撮影する

人物写真で表情を美しくイキイキとした印象にするために、目の中に光が写りこむように撮影することが非常に大切になってきます。そこでテクニックとして、白い手袋をはめて撮影に挑んでみてください。手袋の白が瞳の中に写り込み、潤いのある印象を作り出すことができます。これがいわゆるレフ版効果といわれるものです。ドラマの撮影などで必ず近くにレフ板があるのは、こうした理由によるものです。このように、趣味でカメラを触るだけなら、レフ板のような大掛かりなものを準備せずとも、白い手袋で簡易的に代用できます。

頭を少し切る

被写体を枠いっぱいで撮りたいときにやりがちなのが首切り。首の下で切ってしまうと、どうしても違和感の残る写真になってしまいます。そんなときに試していただきたいのが頭を少し切るテクニック。小顔効果もありますし、親近感の生じる写真になります。

緑を背景に入れる

「人物×緑」の相性は抜群。背景に緑を入るだけで、美しく爽やかに感じます。ポートレート撮影用のスタジオの背景に、よく観葉植物が置かれているのは、こういった理由からです。外で撮影するときは、草木が生えている場所を選ぶといいでしょう。

全身写真の撮影は全てを入れる

全身のポートレート写真の場合、体の一部が少しだけ切れるような構図は避けましょう。例えば、足首の下が切れていたり、帽子が切れていたりすると、どうしても違和感が残ります。全身を撮影するときはどこも切れないように収めるのがポイントです。

モデルをリラックスさせるテクニック

カメラを使うテクニックも大事ですが、それ以上に大切なのは、いかにモデルにリラックスしてもらえるか、がカメラマンの腕の見せ所。 モデルでもない限り、「笑って」と言われて自然に笑える人はそうそういないでしょう。撮影が苦手な人もたくさんいるので、会話でモデルをリラックスさせてあげましょう。

無言撮影はNG

撮影に真剣になりすぎて無言になることだけは避けましょう。無言で撮影を続けられると、どうしたらいいのかモデルも分からなくなります。普通の会話をしながら、ふっと出た笑顔をカメラに収めるのがカメラマンの仕事です。コミュニケーションをしっかりと取って、お互い気負わずに撮影できたら成功です。

人の少ない場所を選ぶ

撮られることに慣れていない人は、人混みの中での撮影に少なからず抵抗があります。そういった場合は、人通りの少ない落ち着いた場所を撮影場所に選びましょう。モデルが人の目を気にせず、撮影に集中できる環境を整えましょう。

まとめ:ポートレート撮影にはコツがいる

人物の撮影は物体を撮影するよりも難易度は高いです。カメラを使いこなすテクニックはもちろん大事ですが、それ以上に、モデルとコミュニケーションをしっかりと取り、自然な笑顔を引き出す力が必要になってきます。楽しく撮影することを心掛けていれば、必ずいい作品ができます。

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