2023年04月

ニコンのじゃじゃ馬オールドレンズ。

AI Nikkor 50mm  f1.2S

このレンズは「じゃじゃ馬レンズ」と呼ばれて長年愛されています。

開放の描写のクセが強いので撮影してみないとどんな写真が撮れるのか想像できません。

仕事では使う事はほとんど無いのですが、ディレクターさんから「インパクトのあるイメージショットって撮れないですか?」

などという要望があったときにこのレンズに助けられたことが何度かありました。

絞って使う分には普通のレンズなんですが、開放で撮影すると何故かソフト効果が出たり、背景がグチャグチャになったり、使えるのか使えないのかよく分からない写真が撮れます。

フィルム時代だったら怖くて使えませんね。

GFX50SⅡに装着

イメージサークルはそんなに大きくないみたいで、GFXに付けると四隅のケラれと周辺減光は顕著です。

かと言って「35ミリフォーマットサイズ」に切り替えるとGFXで使う意味がなくなるのでとりあえずラージフォーマットサイズのまま撮影しておきました。

あとでトリミングすればいいですからね。

玉ボケはまん丸にはなりません。

グルグルボケがいい感じです。

ソフトになったりシャープになったりしますがどういう条件のときにどうなるのかよく分かりません。

f1.2ですので、ピントが合っていないからソフトに見えるだけかもしれません。

オールドレンズは動画との相性がいい。

インタビューの動画でこの「AI Nikkor 50mm  f1.2S」を使ってみた事があります。

浅い深度でもインタビューであれば大きく動かないのでなかなかいい映像が撮れます。

7インチのモニターで表示してあげると現場のテンションも上がります。

小ぶりで威圧感もなく動画にはとても相性がいいレンズです。

岐阜で商品撮影・料理撮影・カタログ撮影などの依頼をお考えの方は、ぜひカメラくらぶへお任せください。カメラくらぶでは、メニュー・パンフレットなど様々な用途で使用できる写真撮影を行っております。ご意見・ご感想などありましたらお気軽にお伝えください。

岐阜でのパンフレット撮影依頼ならカメラくらぶ

名称カメラくらぶ
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E-mailiwata@cameraclub2013.com

SMC PENTAX 67 Macro 135mm F4は寄れないマクロレンズ

GFX50SⅡに「SMC PENTAX 67 Macro 135mm F4」を装着

GFX純正レンズはとっても高いのでマウントアダプターを使って安価なレンズで使えそうなものを日々物色しています。

ペンタックス67用のマクロレンズを試してみました。

レンズの性能をチェックしたいので絞りはほとんど開放。

フィルムシミュレーションはプロネガスタンダード。

ボケの感じやフレアの出方などをチェックしてみました。

ペンタックスのレンズはオールドレンズで人気がありますが、このレンズはSMC(Super Multi Coating)のレンズですのでやっぱり今時のレンズっていう感じです。

仕事で使う場合は、フレアやゴーストは極力出ない方がいいので SMCのレンズじゃないと使えないと思います。

解像感やボケ方に特に問題はありませんが、マクロレンズなのに75cmまでしか寄れないのは残念。

意外とポートレートに向いているレンズかもしれませんね。

オールドレンズ沼にハマってみてもいいかな。

ミラーレスカメラと相性がいいオールドレンズが流行ってますね。

古いコーティングが影響して出現する独特のフレアやゴースト。

グルグルボケやシャボン玉ボケやリングボケ。

確かに面白そうです。

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難易度が高いサングラスの撮影

サングラスの撮影は難しいですよね。

サングラスの撮影の依頼がありましたのでどんなライティングが最適なのか色々考えました。

ディフューザーを使ったり釣り糸で浮かせたり大判カメラでシフトをしてみたりあれこれ試してみましたがなかなかゴールに辿り着きません。

結局一番シンプルにソフトBOXのトップライト1灯が正解に近いかと思います。

コツとしてはソフトBOXをできるだけサングラスに近づけることです。

近づけることでサングラスと周辺環境との明るさに差ができて、写り込んでも気にならない程度になっていきます。

近づければ光量も稼げますので絞り込むこともできます。

カメラ側の紙の先端を少し持ち上げて三脚が写り込むのを防いでいます。

シンプルなライティングですがこのライティングで何でも撮れるわけではないんですよね。

ブツ撮りは華やかではないですし、長時間の孤独な作業になることもあります。

それでも納得できる写真が撮れた時は楽しいものです。

次は透明ボトルの撮影が控えています。

ボトルも大変なんですよね。

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バケペンのレンズを2本調達。

GFX用レンズはとっても高い

GFX50SⅡの圧倒的な高画質に魅せられて気持ちよく使っています。

純正レンズはどれも20万円超え、マクロレンズや大口径レンズなどは30万円を超えます。

なかなかレンズが増やせないのが残念でした。

純正レンズはオートフォーカスが使えて便利です。

ということはオートフォーカスを使わない撮影(料理撮影やブツ撮り、インタビュー動画など)であれば純正じゃなくてもいいのではないかと思ったわけです。

マウントアダプターを装着すればどんなレンズでも使えます。

中判カメラのレンズであれば周辺減光や四隅のケラれの心配もありません。

中判カメラのレンズを物色

フィルム時代にハッセルのVマウントやマミヤのレンズは使ったことがあったので先ずは候補に上がったのですが、安価なものは程度が恐ろしく悪いものしかありません。綺麗なものは今だにそこそこ高額です。

そんな中ほとんど未使用とも見えるレンズが数千円で出ているものがありました。

ペンタックス67用のレンズです。

ペンタックス67はボディの大きさとミラーを跳ね上げるシャッター音の大きさから「バケペン(化け物ペンタックスの略)」と呼ばれていましたね。

バケペンはフィルムマガジン交換式ではないのでブローニーフィルムを入れて10枚撮影する度にフィルムを入れ替えないといけません。

そのため自身の作品撮りに使う方には人気があったようですが、コマーシャルの現場ではハッセルやマミヤのようにフィルムマガジンを予め余分に準備しておけるカメラがよく使われることになります。

そう考えるとペンタックス67用のレンズが未使用に近い状態のものがたくさんあることが理解できます。

しかしこの値段の安さは何故でしょうか?

これは自分で使ってみて確かめてみようとなりました。

使い物にならなければ同じような値段を付けて出品してしまえばいいですからね。

「SMC PENTAX 67 Macro 135mm F4」と「SMC PENTAX 67 200mm F4」

外観どちらもピカピカなんですよ。

フォーカスリングも良いトルク感。

絞りリングも良いクリック感。

レンズもピカピカ。

このレンズどちらも1万円しませんでした。

マウントアダプターは2万円ですけど。

135mmのマクロレンズはGFXに付けると105mm程になるそうですので料理やブツ撮りに最適です。

いつもケラれを気にしながら使っていたニコンの105mmマクロレンズと撮り比べてみました。

絞りf4で比べてみました。

残念ながら僕には違いがわかりません。

f16まで絞って比べてみましたがやはりこれといった違いはありません。

これなら問題なく仕事に使えそうです。

もう1本は200mmF4ですのでGFXに付けると150mmのちょい長めの中望遠レンズです。

これも問題ないですね。

ではどうしてこんなに安いのか。

いろいろ調べてみたところ、ペンタックス67用のレンズはtakumarのレンズの方が人気があるみたいです。

takumarは古めかしくゴツゴツしたデザインで重厚感がありますね。

軽くて丈夫な工業用プラスチックがカメラやレンズにも使われるようになったのですが、ペンタックス67ユーザーさんは「軽さ」は求めていなかったようですね。

昔ながらのtakumarが好きなようです。

僕は断然軽い方が助かりますから良い買い物ができたと思っています。

ペンタックス67用のレンズはこの2本以外にもあと何本かあるみたいですので全部揃えるのもいいですね。

次に狙うのは「45mm f/4」。

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