2021年11月

お菓子のパッケージ写真

豊橋まで出張です。

6時44分。

岐阜羽島ICから高速に乗るとちょうど正面から日が昇り始めました。

外気温3°のようですね。

目的地は豊橋ですが浜名湖のすぐ近くまで行きます。

早朝ドライブ。

仕事が終わってトイレを借りようとスーパーに入ると見つけました。

ローヤル製菓さんの麩菓子。

僕の写真がパッケージになって商品棚に並んでいました。

嬉しくなって2つ購入しました。

もう少し濃い目で撮ってあったのですがデザイン的に黒で重たくなりすぎないように明るめに加工されていました。

他にも鈴カステラ、アニマルカステラ、バームクーヘンなども撮ったので、日本のどこかで売られているはずです。

見つけて集めたいのですが岐阜県内ではまだ見つけられません。

仕事のやりがい。

自分の写真が、本屋さんに並んでいる本に載っていたり、駅に貼られているポスターに使われていたり、飲食店のメニューに使われていたりするのはカメラマンを志した時の目標でした。

印刷原稿としての写真にはなんとなく価値があるような気がします。

WEB上で見つける自分の写真にはそこまで感動はありません。

もしデジタルカメラ全盛の時代からカメラを始めていたらこんなに長く続けていなかったかもしれませんね。

WEB上で公開するだけの写真でしたらセンサーが大きい中判ミラーレスカメラもアオリができる大判カメラも必要としなかったはずです。

岐阜で商品撮影・料理撮影・カタログ撮影などの依頼をお考えの方は、ぜひカメラくらぶへお任せください。カメラくらぶでは、メニュー・パンフレットなど様々な用途で使用できる写真撮影を行っております。ご意見・ご感想などありましたらお気軽にお伝えください。

岐阜でのパンフレット撮影依頼ならカメラくらぶ

名称カメラくらぶ
住所岐阜県羽島市足近町市場34番地
TEL090-1414-9733
E-mailiwata@cameraclub2013.com

レンズのゴミ取りに3万円。

AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDのゴミ掃除

2017年に購入した超広角ズームレンズ「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」のレンズ内にゴミが付いていて前から気になっていたのですが、いちいちPhotoshopでゴミ掃除するのが面倒になってきました。

ニコンサービスで見積もりを取ったら3万円。

ちょっと痛い金額ですが、26万円で購入したレンズですのでメンテナンスも高いのでしょうか。

分解清掃して劣化した部品交換全て含めた場合の金額ですからもう少し安くなるかもしれません。

Z6Ⅱでも使えますし、GFX50Sでもアダプターを介して使える大切なレンズですのでニコンイメージングへ送ることにしました。

当分の間は「AI AF-S Zoom-Nikkor 17-35mm f/2.8D IF-ED」を保管庫から出して中継ぎとなります。

「AI AF-S Zoom-Nikkor 17-35mm f/2.8D IF-ED」は旧製品ですがとても好きなレンズでしたので売らずに置いておいて良かったです。

ジナーf2を現場へ投入。

ジナーf2にGFX50Sを付けて鰻屋さんのメニュー用の撮影をしました。

少々大袈裟かとも思いましたが新店オープン用のメニューで高級感を出したいとのことでしたので大判カメラの存在感がとても役に立ちました。

器の大きさや数によってカメラの高さや距離を変えないといけないのですが、ジナーf2くらいの重量ならなんとかできそうです。

トヨビューでは絶対無理です。

先日購入したシュナイダー135mmにジナー用の凹みボードがあるので料理の集合写真にも対応できるようになりました。

実は大判カメラじゃなくても仕事はこなせる。

料理の撮影は中望遠マクロレンズがあればだいたい撮影できます。

GFXシリーズ用には120mmのマクロレンズがありますが30万円。

アオリが使いたければニコンFマウント85mmがありますが26万円。

これらのレンズを揃えることを考えれば、ジナーf2を投入した方が非常に低コストで機材を揃えることができます。

現場には、オーナー、広報担当者、料理長、広告代理店営業マンなど多くの人が撮影に立ち会うわけですがほとんどの方は大判カメラなんか見たことが無いと思います。

テザー撮影でPCに転送された画像を見て「この機材だからこんなに綺麗に撮れるんだ」と思ってくれているようです。

実はこの時はほとんどアオリを使っていませんので普通の中望遠マクロで十分撮れるのですがそんなことはその場の誰にも分かりません。

大きい機材は取り回しが大変ですし機動性が犠牲になりますが、それらをはるかに上回る「信頼を得られる」という大きなメリットがあります。

反省点。

今回はかなり狭い個室での撮影でした。

光沢のある器や鏡面仕上げの器があるとどうしても天井や壁が器に写ってしまいます。

ある程度広い部屋であれば天井や壁にストロボの光が届かないように調節できるのですが、狭い部屋ではどうにもなりません。

うなぎなら写り込みは無いものと思っていたらひつまぶしに使う急須の蓋がステンレスのものでした。

壁に掛かっている小物などごちゃごちゃ写り込んでしまいました。

そんなに大きな扱いにならないのでそのままでいいと言われましたが、ちょっと反省です。

白か黒のレフ板か布で写り込みを処理しないとダメですね。

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ジナーf2にシュナイダーのレンズを付けてみたかった。

シュナイダーのレンズが仲間入り

ドイツのシュナイダー・クロイツナッハのレンズでクセナー135mmf4.7です。

クセナーはテッサータイプのレンズだそうです。

テッサーはカール・ツァイスの代表的な名レンズですね。

これまでのレンズは、セイコーとコパルでどちらも日本製でしたが、シュナイダーはシャッターもドイツ製シンクロコンパーです。

シンクロコンパーというとハッセルブラッド用のカール・ツァイスレンズですね。

使いにくいことは間違い無いのですがかっこいいことも間違いない。

プレスフォーカスレバー(ピントや構図を合わせるためにシャッターを開閉するレバー)が見当たらず、これでGFX50Sで使うのは面倒臭い操作が必要なのではないかと不安になりましたが、プレスフォーカスレバーが無ければフィルムでもピント合わせや構図の確認ができないので無いわけがない。

よーく探すとセットレバーの横に小さな部品があってセットレバーをセットした後にこの部品を押し込みながらシャッターを切るとシャッターが開いた状態でキープされるようです。

閉じる時はこの小さな部品を元の位置に戻すとシャッターも閉じました。

135mmは大判カメラでは標準レンズですがこのレンズにはリンホフ規格の凹みボードが付けてありました。

GFX50Sで大判カメラを使う場合はグリップの出っ張り分フランジバックが犠牲になってしまいます。

この凹みボードはとてもありがたいです。

90mmや105mmにも付け替えることができると思います。

スイスのジナーにドイツのシュナイダー

スイスのジナーにドイツのシュナイダーという贅沢な組み合わせが実現しました。

こんなに素晴らしい機材が嘘のような中古価格で手に入ります。

さすがにシュナイダーは他のレンズよりは少々高めですが。

このくらいの焦点距離の方がアオリの効果も分かりやすいかと思います。

早くこのレンズの試し撮りをしたいのですがなかなか時間が取れず歯がゆいところです。

実戦に投入する前に試しておかないと現場では何が起こるかわかりませんからね。

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ジナーf2で刃物の撮影

刃物のライティング

岐阜県関市は刃物の町です。

そちらから包丁の撮影依頼がありましたので事前にライティングを確認してみました。

刃物はブツ撮りの中でもなかなか難しいジャンルですね。

肝は刃の部分のハイライト具合とグラデーションの調節です。

ハイライトを極端に強くして「キラリンッ!」という輝きを入れる方法もありますが、名前や製品名が彫られていたりすると文字が読めなくなってしまう可能性が出てきます。

今回はフラットな優しいグラデーションにして強いハイライトは無し。

刃の部分にトレペを写り込ませます。

ストロボの位置や強さを調節してグラデーションの度合いを調節します。

グリッドを付けるとグラデーションの幅をもっと狭くすることができますが、今回はグリッドは付けずに滑らかなグラデーションにしました。

包丁1本だけの撮影であればもっとインパクトのあるライティングでもいいのですが、今回は30本ほどの商品があるそうですのでなるべくオールマイティに撮影できるライティングにしています。

刃の長さや幅もそれぞれ変わってくると予想できますので、微調節はストロボの位置や角度だけでできるように工夫します。

包丁はスーパークランプに挟んで地面から浮かせて撮ります。

なるべく位置がズレないように強力なクリップで固定しています。

釣り糸で吊るす方法もやってみましたが、刃の部分は釣り糸では切れるかもしれませんし、刃はなるべく触りたくないので強力なクランプにしました。

柄の部分なら強めに挟んでも大丈夫です。

そしてジナーf2の登場です。

包丁の角度に合わせてフロントをスイングさせればf11でもピント面の調節で深度を稼ぐことができそうです。

包丁は長細いので手前と奥ではパースがかかってしまい奥が実際より細く見えてしまいがちです。

これはバックのスイングやチルトで修正します。

撮影段階でここまで完成させておくことで、PHOTOSHOPでの後処理も楽になります。

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ジナーf2でブツ撮り

ジナーf2でお菓子の箱を撮ってみました。

通常の撮影では箱はやや斜め上から撮ると上部が大きく、底部が小さく写ります。

中望遠レンズや望遠レンズを使うと圧縮効果が効いて大小の差を小さくすることができます。

しかし望遠レンズでも若干の差が気になることがあります。

こんな時はPHOTSHOPで直すことになりますが、暇でしたのでジナーf2のアオリを使って形の修正をやってみました。

被写体の形の修正はバックチルト。

被写体の形の修正にはバックチルトを使います。

この場合はチルトアップです。

見下ろした角度からバックをチルトアップします。

ジナーf2はベースチルト式ですのでピント面や構図が大きくズレてしまいます。

ライズ・フォールで画角の中に被写体を入れて再度ピントを調節。

ピントを調節するとまた画角がズレてくるのでライズ・フォールで構図を調節。

再再度ピントを合わせます。

これを繰り返しますが、2〜3回でだいたい合ってきます。

撮影をしてみると予想以上にピントの深度が浅くなっていたりするので、今度はフロントチルトでピント面の調節もしなければいけません。

箱を寝かせた場合

箱を寝かせると立たせた時とは逆で、上部が小さくなり底部が大きくなります。

この場合の形の修正はバックチルトダウンになります。

絞りはf5.6ですのでかなり深度が浅いためフロントチルトダウンを使ってもパンフォーカスにはなりません。

もっと絞らないといけません。

バックチルトダウン後もピント面や構図が大きくズレてしまいます。

同じようにライズ・フォールを使って構図を調節してピントを合わせます。

この作業はなかなか時間がかかって大変なんですが楽しいんですよね。

仕事での撮影では制限時間の中で少しでも多くのカットを求められることが多いためこんな悠長な作業は敬遠されてしまいます。

軽いカメラにズームレンズを付けていろいろなカットを撮る。

それはそれで大変なんですが大変なだけで楽しくはない。

被写体をよく観察して、ライティングを試行錯誤して、ピント面と構図、被写体の形を微調節しながら渾身の1枚のためにシャッターを切る。

やっぱりこれが撮影の醍醐味ではないかと思います。

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ニコンD850を修理に出す。

D850のピントが合わないという不具合。

いつも通り仕事から戻って撮影したデータをPCで確認するとピントが怪しい写真がいっぱい。

「下手くそになったな」と思って落ち込みました。

良くみるとピントはどれも50㎝程後ピン気味のようでした。

最初はレンズの故障を疑いましたがレンズ交換した後も同じ症状が出ていたのでボディの問題だと判断しました。

横浜のニコンの修理センター行きです。

40000円程の出費となりそうです。

未だに慣れないミラーレス

ミラーレスカメラに慣れるためになるべく現場に持ち出すことにしているのですが、なかなか苦労しています。

拡大表示したいのにピクチャースタイルセレクトモードになったり、EVFがブラックアウト状態が続いたり、オートホワイトバランスでストロボ撮影すると予想外の色になったり…。

とにかく操作に慣れません。

ジナーf2でアオリの練習

購入してからなかなかゆっくり触れていなかったジナーf2ですが、少し時間ができたので大判レンズを被写体にアオリの練習をしてみました。

ジナーf2はセンターチルトではなくベースチルトのためフロントでチルトをするとピントも構図もズレてしまいます。

この煩わしさはありますが、意外と問題なさそうです。

「なんとなくこのくらいかな」で合わせてみてあとは微調節。

この繰り返しで何とかなるものです。

自動ロック機構などは便利かもしれませんが、ざっくり動かしてギュッとロックする方が体に馴染みそうでやっていて楽しいです。

ジナーf2は軽量ですので三脚ごと持ち上げて若干位置を変えるのも楽です。

このくらい軽ければ現場でも使えそうです。

どうして今更大判カメラなのか。

「大判カメラでアオリをやりたい」って言うと「アオリなんてPhotoshopでやっちゃえばいいじゃん」って言う方もいますが、それは高い建物の先細りを修正するとか商品撮影時の形の修正の場合のことだと思います。

浅い深度を使った大判ならではの表現はPhotoshopで行うのは大変です。

この写真は開放f5.6で撮っていますので被写界深度は浅いのですが、フロントチルトダウンするとピントは点ではなく面であることがよく分かりますね。

手前のレンズの「Tokyo」という文字にも奥のレンズのシャッタースピードの指標にもピントが合っている不思議な写真になっています。

このような表現をPhotoshopで行うにはまず絞り込んだ画像を用意して、意図するところのピントはシャープのまま残してその部分以外をぼかすのですが、違和感なくぼかすのはかなりのテクニックが要求されると思います。

フロントチルトやフロントスイングを使うと簡単にピント面を動かせます。ぼけ方も違和感なく自然なぼけが得られます。

浅い深度を利用した表現はポートレートにも使えそうです。

まだまだできることはたくさんありそうです。

大判カメラコレクター

大判カメラが揃いました。

アオリ撮影の訓練をしようと集め始めた大判カメラですが、本日ようやく揃いました。

フィールド(テクニカル)カメラ…ホースマン45FA

ビューカメラ…トヨビュー45G、ジナーF2×2台(1台はジャンク)

 

ホースマン45FAはフィールドカメラなのでとても軽いです。

現場に持ち込むときはホースマン45FAの出番が多くなります。

フジフィルムGFX50Sとのバランスも良くとても良い仕事をしてくれています。

ただ難点はアオリの量が少ないこと。

もう少しフロントとバックのチルトを効かせたいと思うことがよくあります。

 

トヨビューはアオリの自由度もあって操作もし易く部屋でのブツ撮りには最適でした。

センターチルト方式なのでチルト後のピントや構図のズレがほとんどなく素晴らしいカメラだと思います。

難点はクソ重たいこと。

もう少し軽ければ現場に持って行きたいのですがとても無理です。

 

現場で十分にアオリが使えて持ち運びも楽なカメラを物色していたところ「トヨビューVX125」がかなり軽量なビューカメラでした。

新品はかなり高額。中古はなかなか出てきません。

リンホフのテクニカルダンやカンボも軽い機種があるそうですが日本ではあまり使われていないようで程度のいい中古はほとんどありません。

 

どうせ高値(高嶺)の花だろうと見ないようにしていたジナーでしたが、軽いタイプもあるらしい。

ビュータイプのカメラは微動機構や自動ロック機構、センターチルトなど多くを望めばどんどん重量が増して行きます。

精密で滑らかなアオリを求めるならジナーPシリーズですがかなり重量級でマンフロットの三脚を破壊する恐れがあります。

精密で滑らかなアオリをなんとか自分の鍛錬でカバーできれば軽量のジナーFシリーズでOKだということがわかりました。

ヤフオクですったもんだ。

ジナーは各シリーズ互換性に優れていてスタジオでは定番のカメラでしたので中古もたくさん出てきます。

その中で「目立った傷や汚れなし」のジナーF2がいくつか出ていましたので即決で購入できるものを選びました。

ところが届いてみると隠れたところに割れがあったり、ピントグラスが別メーカーの物に交換されていたり、バック部分のライズ・フォールロックがバカになっていて使えなかったりといろいろ不具合がありました。

出品者が大判カメラの知識がほとんどなく、各部の点検が疎かだったとのことでした。

結局部品取り用に半額程度の返金でそのジナーF2はいただいておくことにしました。

仕方がないので別のジナーF2を落札しました。

こちらの出品者は大判に詳しい方で詳細に程度を説明してくれていました。

ところがこちらはフロント部分のライズ・フォールロックがバカになりかけていました。

部品取り用にいただいておいたジナーF2のフロント部分は正常でしたのでフロント部分を取り替えたら完璧なジナーF2が完成しました。

前期型と後期型でライズ量が若干違うので良くみると別のものが組み合わさっていることがわかるのですが操作上は問題ありません。

大判カメラがわかる人

料理撮影の現場でホースマン45FAを使っていたら、そのお店のコンサルの先生が非常に興味を示してくれて大判カメラの話で盛り上がりました。

今までは大判カメラの話ができる人とはほとんど現場で一緒にならなかったので僕も嬉しくなりました。

その先生はフジフィルムGFX50Sと大判を繋げるためのアダプターをスマホで撮影していました。

「中判ミラーレスセンサーで大判カメラが使えるなら大判カメラが復活するかもしれませんね。」

「当時50万円とか100万円とか言われていたものがヤフオクで数万円で落とせますからね。」

買うなら今でしょ!

需要が出れば高く売ることもできます。

ジャンク品を集めてそれぞれの部品を組み合わせると実用品に蘇らせることもできます。

ジナーSなんかはほとんど実用的ではありませんが飾っておくだけでも価値がある大変美しいカメラです。

エボニーやウッドマンのような木製カメラは美術品ですね。

七五三の撮影はプロカメラマンに頼まなくていいと思う。

七五三のシーズンですね。

この時期どこの神社でも七五三を盛んにやってます。

僕は商品撮影がメインの仕事になっていますので七五三や婚礼など以前は写真館さんが担っていた分野の撮影はお断りしています。

それでも年に数件仕事でお付き合いしている方から依頼を受けて断りづらくて引き受けることがあります。

今年も神社に行ってきたわけですが、年々撮影しづらくなっていますね。

神社のホームページにはカメラマンを連れて来る方への注意事項が細かく記載されています。

神社の駐車場は使ってはいけない。

受付で氏名を記入する。

一般参列者優先。

社殿への入場は厳禁。

一定の場所を長時間占拠してはいけない。

一般参列者を撮影しない。

などなど禁止事項が盛りだくさん。

カメラマンはマナーの悪い鼻つまみの存在なんですね。

 

 

カメラマンは屋外撮影の場合、太陽の位置や太陽光の質(晴れか曇りかなど)を読んで最適な撮影場所を瞬時に判断します。

しかし、神社は北側に神棚を置くことが多いため社殿を背景に撮ろうとすると順光になってしまいます。

晴天時の順光は眩しすぎて良い写真は撮れません。

背景を考えながら向きを変えたり、場所を変えたりします。

そんなことを知らない方は「ここで家族で撮ってください。」とか「あっ今お婆ちゃんといい感じなので撮っておいてください!」とかなるわけです。

「こんなところで撮っても絵になりません」とは言えませんので仕方なく残念写真を量産するはめになります。

 

そして子供のご機嫌。

これもかなり厄介です。

僕は子供は好きですので一緒に遊んだり話をしたりするのは楽しいのですが、朝から既に嫌々状態に陥ってしまっている子もいます。

僕は初対面なので「今日はよろしくね!名前教えて。」って感じで話しかけても完全無視!!

こんな状況でいい写真を残す技術を僕は持っていません。

 

七五三の写真は親族が撮ってください。

最近のカメラは高感度特性に優れているため、暗い社殿の中でも綺麗に写真が撮れます。

カメラマンは社殿には入れないところがほとんどですので、祝詞奏上や玉串奉納のシーンは出席している親族が撮ってあげてください。

家族の記念写真なんかは参拝に来ている人に頼めば喜んで撮ってくれるはずです。

 

七五三の写真に大口径単玉レンズが本当に必要でしょうか?

中判ミラーレスセンサーの画質が必要でしょうか?

 

 

というわけでプロカメラマンに頼まない方がいいのではないかと思うのです。