動画撮影の必須アイテムガンマイクを購入しました。
動画の仕事を受注することが増えてきました。結婚式や卒園式、イベントなどの記録動画は殆どの場合マイクが用意されていて必要な声はスピーカーから出る大きな声でしたので、録音に関してはあまりシビアに考えていませんでした。カメラ内蔵のマイクで十分録れていましたので問題にならなかったわけです。雑音が多い場合は大抵BGMを被せてしまいます。
インタビュー動画で大苦戦!
歯医者さんでのインタビュー動画を撮影したのですが、ここでつまづきました。歯医者さんという静かな場所でのインタビューということで声もちゃんと拾えてるだろうと思っていたのですが、カメラ内蔵の無指向マイクでは思わぬ音まで拾ってしまうようですね。隣の部屋で作業をしている人のガサガサ、カタカタ、サッ、シュシュシュ。インタビュー中にかかってきた電話に応答する留守電のメッセージ。何かのファンの回る音。様々な音が入り込んできます。
「いつも以上に声を張ってくださいね」なんて言っても無理。大体の方は自信なさげにボソボソ声です。
ピンマイクはあるのですが、NGだそうですので仕方なくガンマイクを購入することにしました。
ガンマイクもピンキリ。
ガンマイクも調べてみるといろいろありまして、ドイツ製のゼンハイザーのように数十万円のものもあれば1万円で購入できるものもあります。マイクの場合、高価なものが最適だとも言い切れない部分がありまして、安価なものでも十分な性能を発揮するものもあるようです。自分のスタイルに最適なものを探さないといけません。
ガンマイクは単一指向マイクですが、その長さによって指向性の度合いが変わります。長いものは鋭指向性、超指向性などと呼ばれ狙った口元から発せられる声を確実に捉えます。あまり近づけすぎるとツバの嫌な音まで入ってしまいます。ビチャビチャとかペチャペチャっていう音ですね。
僕はそこまで鋭利なものはまだ必要ないので中ぐらいのものにしました。オーストラリアのRODE社NTG4+です。乾電池ではなくUSBで充電するタイプだというのが決め手です。ショックマウントSM3Rやミニプラグなども同時に購入して50,000円弱です。
写真のようにカメラのシューに付けて使用することは無いと思います。手持ちです。1人2役。これに照明も加われば1人3役。動画の仕事は1人でこなすには限界がありますね。