2018年02月

ジャガイモ餅

おやつの定番ジャガイモ餅

スーパーでジャガイモを買って着てジャガイモ餅を作りました。足近保育園の栄養士さんから教えていただいたレシピです。茹でたジャガイモを潰して片栗粉と砂糖と塩を混ぜ、少し焼いてから醤油を垂らしてもう少し焼きます。醤油の香ばし香りともちもちしたジャガイモの食感がたまりません。

食べ物の撮影は逆光気味に。

料理の撮影の基本は逆光です。手前に影が落ちるようにすると美味しそうに撮影できます。最近はWordPressを使ったホームページの作成もしています。WordPressはSEOに強くホームページで集客を狙いたい方にとっては必須のCMSになっています。しかし作っただけでは競争には勝てません。更新頻度やページ数(情報量)、リンク先の信頼性などいろいろな要素を総合して上位表示に選ばれて行きます。WordPressの場合はプラグインで最低限のSEO対策は可能ですが、肝心なのはブログの更新と書き方です。

写真でつまずく。

画像に関してはそれほどSEO対策には影響はないのですが、ビジュアル面においては最も重要な要素です。せっかく毎日ブログを更新して上位に表示されるのに写真が良くなければ集客には結びつかないのです。

何かを始めたいならカメラがおすすめ!

一眼レフでもスマホのカメラでも写真を撮るという作業は同じようなものです。ストロボに関してはここでは一旦置いておきますが、まずは上の写真のように自然光で綺麗な写真を撮るための理論を勉強しましょう。センスは全く必要ありません。知らない人から見ると「センスあるね」って思うみたいです。理論を勉強しずにセンスで乗り切ろうとする方は条件が変わると全然撮れなかったりします。

 

スピードライトでワイヤレス撮影!

ニコンのスピードライトは秀逸!

僕が現場で使っているスピードライトはこの5本。SB-600とSB-800は予備として持っていくくらいであまり出番はありません。

狭い場所でのラーティングや新築物件+家族の団欒の撮影にはとても活躍してくれます。ワイヤレスコマンダーSU-800をカメラのシューに取り付けてワイヤレスで発光を制御します。光量の調節も手元でできるので助かりますね。SB-910を2本とSB-900を1本それぞれA、B、Cに分けてカメラのモニターを見ながら光量を微調節していきます。

僕の場合は先ずメイン光が1/2で適正になるように感度を決めます。それでOKであれば本番。影が強すぎるかなと思えば2本目を1/8か1/16辺りで追加。このくらいの光量なら最初に決めた露出を大きく変える必要はありません。もう少し光を回したいときはさらに3本目を同じく1/8か1/16辺りで追加。これで十分回ります。

モノブロックとは違いますので、連続発光する場合はやや露出にバラつきが出ることもあります。そんなときは一緒にホワイトバランスにもバラつきが出ますのでちょっと厄介です。ですのでやや多めにシャッターを切っておきます。

直当てでは光が硬い。

スピードライトは発光面が小さいので、限りなく点光源に近い光源です。ですので、直当てするとどうしても硬い影が出ます。なるべく大きな壁にバウンスするか、アンブレラやボックスでディフューズしないといけません。僕はスピードライトを使う理由は機材の軽量化やセッティング時間の短縮だと思っているので、アンブレラやボックスが広げられる場所と時間があるなら最初からモノブロックを使います。ですので、ほとんどの場合は壁バウンスとなります。アンブレラくらいはたまに使いますけど。

壊れやすい。

僕はニコンのクールピットサービスという修理の依頼方法をよく使っていますが、今まで修理に出したのはほとんどがスピードライトです。発光菅が割れたり、アクリルパネルが焼けてしまったりしました。これだけ頻繁に故障するのでどうしても予備は必要になります。

カメラマンで飯が食えるのか?

カメラマンで飯が食っていけるのでしょうか?

昨日撮影にお伺いした美容室のオーナーさんから「カメラの仕事で飯食ってる人、初めて見ました。」なんて言われました。これまでその美容室を訪れたカメラマンさんはみんな副業でカメラをやってて本業は別にあるという方ばかりだったそうです。

おっしゃる通り。

確かに僕も写真だけじゃなく、動画を頼まれたり、ホームページを頼まれたり、印刷物のデザインを頼まれたり…とカメラだけでは無いですね。とは言え、僕の様に独身の身であればカメラだけで十分食っていけてます。急な出費にもなんとか対応出来てますし、国民年金や健康保険料も一括で支払っております。NHKの受信料もしっかり支払っております。フリーランス協会にも加入して盤石な体制をなんとか築いております。今のところの話ですが。

カメラマンを名乗るからには。

フィルム時代というのは今から10年以上前になりますが、1カット30,000円とか言うカメラマンさんもたくさんおりました。新築物件の撮影などですと天候も考慮して引き渡しまでに数回訪れて撮影し1件100,000円くらいだったかと思います。月に3物件撮影すればもう300,000円の売上です。しかしデジタル時代になってからは引き渡しの前日2時間くらいで撮れるだけ撮って20,000円くらいになりました。雨で外観が撮れなかったり、外構が間に合わなかった場合などは、スタッフさんが自分のカメラで後日撮っておきますってことになります。

もしそのスタッフさんが撮った写真が僕の撮った写真とそれほど差が無ければ、もう僕には頼んでくれないでしょう。そんな時「今までの半額でいいから撮影させてください」なんて言ってしまうとどんどん自分の首が締まってきます。撮影代行業者になってしまいます。

報酬を値下げして仕事の継続を狙うのではなく、技術の向上や機材を充実させるなどしてスタッフさんでは手の届かないレベルの写真を納品すること。安心して任せていただけるよう丁寧な仕事を心がけることが大切になってきます。

プッチコンサル。

パンフレットやカタログ、リーフレットやホームページなどに使われる写真と言うのは、写真1枚1枚に明確な目的があります。

婚礼スナップや学校スナップや家族写真と言うジャンルも確かに目的はありますが、環境に左右されることがありますので、目的に達していなくてもOKな場合が多いです。例えば、日本庭園をバックにツーショットを撮らなければならない日に大雨が降っていればあきらめて屋内での撮影となります。神社でお宮参りの撮影をする場合、お子さんの可愛い表情を残すのが目的なのに、1日中泣いてばかりいれば仕方なく泣いているところを写真に残すことになります。こういう仕事の日は頼む方も頼まれる方もやりきれない気持ちが若干残るものです。カメラマンとしては目的を達成していなくてもお金はもらえますので、気持ちを切り替えるしかありません。

かたやコマーシャルとなると雨だろうが、真夏だろうが、早朝だろうが、自分の体調が悪かろうが、目的を達成しないとお金はいただけません。失敗すれば賠償問題にもなりかねません。

先ずは依頼された写真は確実に時間内に抑えること。中には、ディレクションに難があるかなという場合もありますので、そこは提案としてお伺いしてみる。

「この場合はヘルメットは外していてもいいのではないでしょうか?」

「チラシの背景が白ベタですので、モデルさんが着ている服も明るめのものの方か良くないですか?」

「仕事に集中してるイメージにしたいので、直立よりはやや前のめり気味の方が良くないですか?」

などなど現場での提案は重要です。命令ではなくあくまでも提案です。いつでも引っ込める態勢にはしておきます。こういうところのさじ加減が撮影よりも難しい場合が多いですね。ディレクターさんやコーディネーターさんは大抵現場を仕切っていますので、カメラマンはプッチコンサルに止めておくべきだと思います。

フィルムカメラの話

ニコンF、キャノンF-1

本日の撮影は新築とリノベーションの物件を紹介する冊子の取材撮影でした。新築のお宅にお邪魔して家族団欒の様子を撮影しました。施工会社の営業担当さんもみえていまして、土地購入時のすったもんだや施主さんとの楽しいやり取りのお話など聞かせていただきました。

その担当者さんも実はカメラが好きだとのことで少しカメラの話で盛り上がりました。どうせよくあるデジタルになってから一眼デビューしただけのにわかさんだろうと思っていたのですが、フィルム時代から写真が好きな方でした。ニコンのFに憧れていたと言いますからかなりマニアだったかもしれません。

僕の時代はすでにニコンF5がフラッグシップでした。お金がなかったので、F3をメインにFM2とのコンビで仕事をしていました。懐かしいですね。キャノンのF-1も完成度が高く凄く欲しかったのですが、ニコンFマウントのレンズ資産が無駄になるのが惜しくてずっとニコンです。あの時キャノンのF-1に切り替えていたら今頃はキャノン1DXなんかを使っていたかもしれません。

その担当者さんはフィルムカメラの時は色を思い通りに出すのが難しかったとおっしゃっていました。確かにデジタルカメラにはホワイトバランスの設定がありますので、気に入った色味になるまで撮り直せますからね。フィルムの場合は、光源が何かによって様々なカラーフィルター取っ替え引っ替えしながら撮影していました。

感度についてもその日の天気や屋外なのか屋内なのかその両方なのか、色々な条件を考慮してフィルムの感度を選択していました。

フィルムカメラがやることはミラーを跳ねあげてフォーカルプレーンのシャッター幕を指定されたスピードで開閉すること。それだけでした。自分の選択がまずいと失敗してフィルムを無駄にしてしまいます。失敗するたびにお金がかかってしまいます。お金が無かった僕はなんとか失敗はしたくないと思って必死に勉強しました。デジタルカメラの場合はシャッターさえ押せば何かは撮れます。モニターでチェックして色がおかしければホワイトバランスを触ればいいし、暗ければ感度をあげるか、絞りを開けるか、スピードを落とすかすればなんとかなります。失敗しなくて済みますし仮に失敗してもお金はかかりません。

iFootage WildCat-II

iFootage WildCat-II

ワイルドキャット2というスタビライザーです。手持ちで動画を撮影するときに嫌なブレを軽減して滑らかな映像を撮ることができます。作りがガッチリしていて小さい割に重量がありすごくかっこいいです。これまで何回か使ってみましたが、上手く使いこなすにはそれなりに訓練が必要です。右手でグリップを握るわけですが、重要なのは左手です。左手の親指と人差し指で軸をつまむように軽く添えながらカメラを向けたい方向に少し力を加えて誘導しなければなりません。この力加減が非常に繊細で難しいです。

Youtubeでもスタビライザーを使った動画がたくさんあるので色々参考にしているのですが、このスタビライザーを使った動画はだいたいが広角レンズを使って撮られています。広角の方がより滑らかな状態がわかりやすいですし、望遠になるとレンズが長くなり重りの調節が非常に難しくなるのと重量が増すので、右手がすぐに悲鳴をあげてしまいます。

スタビライザーが効果的に使われている映画。

スタビライザーの画は使い方によっては素晴らしい画を作ることができます。ジャックニコルソンが猟奇的な精神異常者を演じたホラー映画の名作『シャイニング』では、色々なシーンでスタビライザーが使われていました。生け垣の迷路を追いかけるシーンとか臨場感があって怖かったですね。ベトナム戦争が題材の『フルメタルジャケット』での戦場のシーンでもローアングルのスタビライザーが効いています。退却した敵兵が仕掛けた罠に仲間が殺されていき、次は何が起こるのかとハラハラさせられます。最近知りましたがこの2本ともスタンリーキューブリック監督の作品でした。