2017年04月

ピアノ発表会の撮影

毎年恒例、ピアノ発表会の撮影

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毎年4月にピアノ発表会の撮影があります。毎回会場が違い小さな会場の時もあればホテルの最上階のレストランを貸し切ったりもします。今年の会場は、ぎふメディアコスモスのみんなのホールでした。サラマンカホールの1/5程度の大きさですが、緞帳や照明機材などちゃんとあってなかなかしっかりしたホールです。しかもなかなかお値打ちに借りれるそうです。

メディアコスモスにはスタバがあったり、ギャラリーがあったりと図書館ではありながら複合施設となっています。

僕はこのピアノ発表会で初めて中に入りました。日曜日だったこともあり家族連れで賑わっていました。少し施設を見学したのですが、所々???な感じを受けました。

教室やメンバー募集、イベントのチラシが大量にラックの中に入っていたので、気になるものをもらっていこうかと思ったら全部持ち出し禁止って張り紙が。どういうことでしょうか?

一流の建築デザイナーが手がけただけあって斬新な形状のアーティスティックな世界観が感じられる作りなのですが、正面入り口でおばさんが手作りの雑貨を子供たちに売っています。そこだけカルチャースクール感に満ちています。取っ付きにくいアートより親近感の湧くカルチャースクールの方が良いのですね。

反射の激しいボトルの商品撮影

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難しい条件の撮影

この時期は入学式の撮影で忙しいのですが、企業さんも新商品の発表が多いようでお化粧品の商品撮影依頼が増えてきます。この写真のスプレーボトルは知り合いの美容師さんにいただいた頭髪ケアスプレーですので仕事とは関係ありません。ライティングのセッティング時に仮で撮影したものです。

お化粧品は商品撮影の中では定番の商品ですが、素材が様々でなかなか難しい撮影です。透明やアルミのボトル、光沢のある化粧箱、シルバーやゴールドもよく使われています。

この写真のように縦に細長い場合は光源の写り込みを利用しています。ソフトボックスを被写体の左斜め少し前に平行に立てて写り込みが真っすぐなラインになるように位置を決めます。右側の写り込みは壁バウンスかレフ板で写り込みを確認しながら決めていきます。素材によって位置が変わります。

アクリル板への写り込みも作る

化粧品の場合は商品が底面に写り込むと良いイメージになります。フォトショップで後付けすることもできますが、撮影時にやっておいた方が楽だと思います。僕は白い紙しか持っていませんので、紙の上に透明のアクリル板を乗せて写り込ませています。

撮影データ

1/125s f 16 ISO 200

カメラ NIKON D810

レンズ AF Micro-Nikkor 105mm F2.8D

焦点距離 105mm

照明機材 ジェネレーター ヘッド2灯 モノブロック400W レフ板 透明アクリル板 ディフューザー

アデノバイタル

子供たちの感性が作り出すイメージと色彩の作品

お子さんが描いてくれた絵、どうしていますか?

原画-1

子供は絵を描くのが大好きですよね。絵を描けるようになったり字を覚えたりすると、何かに描いて大人に伝えようとします。その純粋なメッセージはたまらなく嬉しくて愛おしくなります。とてもゴミ箱には捨てられません。しかし限度を知らないのも子供。それが毎日となるとどんどん溜まっていき、段ボールが直ぐにいっぱいになり、段ボールが増え、押し入れを占領し始めます。こうなると結局何らかの方法で処分することになります。取っておきたい気持ちと部屋をスッキリさせたい気持ちとの葛藤に悩まされるものです。

インテリアに最適なアート作品に!

そんな方に良い方法をご提案!ある程度子供の絵やメッセージが溜まったらその中から面白そうなものを選んで1つのインテリア作品にしてしまうというものです。自由な発想から生まれる大胆で個性的な絵は創造性の源泉です。子供の絵のタッチや文字をそのまま取り込んで、色を付けたり背景を付けたりして1つの作品にします。できあがりはこちら↓

作品を作ることを区切りとして捉えると処分もしやすくなるのではないでしょうか。この作品は僕の姪っ子が3歳になったばかりの最初の作品ですが、その後もいくつか作ってあげて部屋に飾ってあります。現在小学6年生ですが、今でも描くことが好きで絵も上手ですし、書道では大きな表彰を受ける程です。

カメラマンにセンスは必要ない。

伯父の僕は美術的なセンスは皆無でした。カメラマンの仕事はセンスが必要のように思われる方が多いようですが、センスで仕事はできません。邪魔をすることさえあるように思います。料理を美味しそうに撮影するには「なぜ美味しそうに感じるか」を知らなければいけません。女性を若々しく撮影するには「なぜ若々しく感じるか」を知っていないといけません。構図や照明の当て方などをそれぞれの理論に当てはめて撮影環境や与えられた時間も考慮しながら完成させていくものです。自分のセンスに頼っていては偏った撮影しかできません。

カメラマンを褒めるときは「センスいいね!」ではなく「センス磨いてるね!」と言ってあげてほしいものです。「いいカメラ使ってるね!」はもはや悪口にしか聞こえません。